発表•お知らせ
2017年1月4日

2017年 社長年頭挨拶(要旨)

 2017年は、まずは昨年12月に原子力規制委員会から受けた報告徴収命令に対し深く反省するとともに、きちんと対応することが重要である。原子力安全を支えている品質保証の仕組みを組織の隅々まで理解し、とことん浸透させ、全社一丸となって取り組んでいく年にしよう。
 また今年は、再処理工場やMOX燃料工場のしゅん工に向け、新規制基準の審査会合にしっかり対応していき、安全性向上工事も本格化するなか、原子力安全、そして作業安全を守ることが何よりも重要な年となる。
 改めて、安全第一の思いをしっかりと胸に刻み、一人一人がベストを尽くしてほしい。

 こうした厳しい状況において、安全の観点、職場環境の面、あるいは働いている仲間を大事にするという面からも声を掛け合う、助け合う、自由にものを言い合うなど、職場内のコミュニケーションが本当に大事になる。
 上司、先輩は、職場の仲間に積極的に声をかけているか。励まし、褒めているか。お節介をやいているか。職場の仲間の声に聞く耳を持つこと、いろいろなやり方で部下、後輩に寄り添うこと、これらは上司、先輩の基本的な責任である。
 一方、部下、後輩は、ものを言う勇気を持っているか。会議や打ち合わせ等で、自分の意見を言うのも仕事である。日常のコミュニケーションができている場合でも、いざ物事を決めようとする時、異論や反論を言うのは多くの人にとってハードルが高いが、それを乗り越えるには勇気が必要である。異論の出ない会議は会議ではない、異論や反論を戦わせて初めていい判断ができる。それを考えた時、勇気を持って自分の意見を言うのは皆さんの会社に対する大きな貢献でもある。
 上司、先輩の皆さんは部下、後輩の意見を聞く耳を持てるよう自分を変える努力をする。部下、後輩の皆さんは、ものを言う勇気を持つ。そのうえで、それぞれの立場で、声を掛け合う、助け合う、自由にものを言い合う、そうした職場を是非作り上げていこう。
 
 今年も皆さん、安全第一で、明るく楽しく元気よく、で頑張っていこう。

以上