発表•お知らせ
2019年3月26日

定例社長記者懇談会挨拶概要

 お忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。増田でございます。
 本日は5点ご報告させていただきます。
 まず、「新規制基準への対応状況」、そして、4月から新しく取り組む2つの項目である、「世界原子力発電事業者協会(WANO)への加盟」、「げんねんワークサポート株式会社の事業開始」、加えて、「2019年度の入社式」、「品質保証大会」の実施についてです。

新規制基準への対応状況

 はじめに、「新規制基準への対応状況」についてご報告します。
 今月8日に、再処理工場、MOX燃料工場、高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターの事業変更許可申請の補正書を原子力規制委員会に提出しました。
 補正書の提出以降は、規制庁とのヒアリングを行い、補正内容を説明しております。
 先週20日には原子力規制委員会において、再処理工場の審査書案について討議が行われ、追加の確認が必要であるとの見解が示されました。
 今週29日には再処理工場、高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター、MOX燃料工場に係わる地震・津波とプラントの審査会合が合同で開催されますので、まずはしっかりと確認すべき内容を把握して準備を行い、ご説明してまいります。
 今後、審査会合が開催されますが、新規制基準への適合は、施設の更なる安全性向上を目指すものであり、地域の皆さまにご安心していただくためにも、引き続き合格に向けて全力で取り組んでまいります。
 また、新規制基準に係わる設工認については、MOX燃料工場では3回目となる燃料集合体組立設備の設置等の申請を今月末に行う予定です。引き続き計画的に提出してまいります。
 低レベル放射性廃棄物埋設センターの3号埋設施設の増設等に関する審査会合についても、今月4日と25日に開催されております。引き続き合格に向けて全力で取り組んでまいります。

世界原子力発電事業者協会(WANO)への加盟

 次に、「世界原子力発電事業者協会(WANO)への加盟」についてご報告します。
 WANOは、世界中の商業用原子力施設に対して、施設パフォーマンス評価、相互支援、情報交換、良好事例の活用を通じて、安全性と信頼性を最高レベルに高めることを使命とした組織です。世界の商業用原子力発電所と原子燃料サイクル施設がWANOの会員となっています。
 当社は、このたび世界の原子力事業者の知見を活用し、更なる安全性の向上に取り組んでいくことを目的にWANOへ4月1日付けで加盟することとしました。
 今回の加盟により、世界の目で当社のパフォーマンスを確認・評価いただき、その後の活動に活かすことで、更なる安全性の向上に努めてまいります。

げんねんワークサポート株式会社の事業開始

 次に、「げんねんワークサポート株式会社の事業開始」についてご報告します。
 当社は、障がいを持つ方々の雇用促進を図ることを目的に、2月1日に新会社「げんねんワークサポート株式会社」を青森市に設立し、4月1日より事業を開始することとしました。
 当社は、これまでも、障がいをお持ちの方々と共に仕事をしてきましたが、今回設立した新会社を通して、一人ひとりの個性や能力により適した仕事の分担や職場環境を整備することにより、障がいをお持ちの方々が安心して活き活きと働ける場を作り出していきます。
 今後も障がいをお持ちの方々も含め、やりがいをもって仕事ができる職場作りに努めてまいります。
 なお、事業開始後、法律に基づく「特例子会社」の認定を申請する予定です。

2019年度の入社式

 次に、「2019年度の入社式」についてご報告します。
 2019年度は、112名の若さとバイタリティにあふれた新しい人財を迎え、入社式を4月1日に行います。
 内訳は、高卒の方53名、高専卒の方7名、大卒・大学院卒の方52名で、このうち青森県出身者は79名、約71%です。これにより、全社員に占めるプロパー社員の割合は、約88.7%となります。
 原子燃料サイクルの確立という私たちと同じ志をもった多くの若者が、青森県内はもとより、全国から集まってくれたことは、大変心強く思っております。入社後は研修を行った後、各職場へ配属となります。
 今後も地域に根ざした企業として、地元の雇用にお役に立てるよう、引き続き取り組んでまいります。

品質保証大会の実施

 次に、「品質保証大会の実施」についてご報告します。
 品質保証大会については、2005年度より毎年、年度初めに実施しておりますが、今年は4月2日に実施いたします。
 「安全」と「品質」の向上は、当社の最大の経営課題であり、新たな年度の開始にあたり、また、今後しゅん工に向けた取り組みが現場へと軸足が移っていくという中で、当日は、当社社員、グループ会社、協力会社の皆さん2000名が一堂に会し、改めて「安全」と「品質」の課題に対する改善の重要性について、再確認してまいります。
 引き続き、安全最優先に全力で取り組んでまいります。
 県政記者会の皆さまには、すでにご案内させていただきましたが、是非、「入社式」と「品質保証大会」の様子をご覧いただければと思っております。

 最後に、髙瀬を代表とする青森地域共生本社は、今月11日に、ここ東奥日報新町ビルに移転しました。サイクル情報センターについては4月1日より、こちらの2階で業務を開始します。
 これまで同様、地域の皆さまへの情報発信の拠点としての機能を果たしてまいります。

 本日、私からは以上です。 

以上