発表•お知らせ
2017年6月28日

定例社長記者懇談会挨拶概要

 本日は、「新規制基準への対応状況」と「品質保証活動に対する是正措置等への対応状況」、「平成28年度決算の概要」の3点について、ご説明させていただきます。

新規制基準への対応状況

 はじめに、「新規制基準への対応状況」について申し上げます。
 再処理工場につきましては、3月24日の審査会合において一通りの説明を終え、5月9日に事業変更許可申請の補正書を提出しておりましたが、その後のヒアリングにおける規制庁からのご指摘などを踏まえ、重大事故対処方針など、これまでの審査会合で説明した内容を一部変更する必要があると判断し、今月22日に再度開催された審査会合で、その内容について説明しました。
 内容としまして、設計基準に関しては、外部からの衝撃による損傷防止のうち、竜巻防護に係る考え方と航空機落下の確率評価、また、重大事故対策に関しては、蒸発乾固および水素爆発事故時の具体的対処と有効性評価について説明しました。
 規制庁からは、対策の信頼性などについてコメントをいただいておりますので、今後、ヒアリング等で丁寧に説明してまいりたいと考えております。
 MOX燃料工場につきましても、3月24日の審査会合において一通りの説明を終え、5月9日に事業変更許可申請の補正書を提出しておりますが、その後のヒアリングにおいて規制庁から、火災における重大事故対策の対処などについてご指摘があり、現在、精査を行っているところです。今後、ヒアリング等で丁寧に説明してまいりたいと考えております。
 引き続き、各事業の審査に全力で取り組んでまいります。

品質保証活動に対する是正措置等への対応状況

 次に、「品質保証活動に対する是正措置等への対応状況」について申し上げます。
 当社が行う是正措置等の取り組み状況について、外部の専門的かつ客観的な観点で評価・助言をいただきます「安全・品質改革検証委員会」を今月23日に開催しました。
 委員長として、八戸工業大学の藤田成隆名誉教授が選任され、委員会では、是正措置等の実施状況についてご確認いただくとともに、改善活動状況の積極的な社外への情報発信や、社員から意見を吸い上げる方法等について貴重なご意見をいただきました。当委員会の議事概要につきましては、後日、ホームページに掲載する予定です。
 引き続き、全社をあげて改善活動を進めてまいります。

平成28年度決算の概要

 最後に、「平成28年度決算の概要」についてご説明いたします。お手許の「損益計算書」をご覧ください。
 まず、「売上高」は3,087億円となり、前年度に比べて133億円の増収となりました。次に、「売上原価」ですが、2,667億円と前年度に比べて66億円の増加となりました。この結果、「売上総利益」は420億円、「販売費及び一般管理費」を差し引いた「営業利益」は、前年度に比べ82億円増益の221億円となりました。営業外損益を反映した「経常利益」は前年度に比べて94億円増益の120億円となりましたが、固定資産の除却関連費用の「特別損失」および「法人税など」を差し引いた「当期純利益」は、前年度に比べて71億円増益の72億円となり、増収増益決算となりました。
 以上が、「平成28年度決算の概要」です。

 本日、私からは以上です。

以上