発表•お知らせ
2016年6月28日

定例社長記者懇談会挨拶概要

 本日は、「新規制基準への対応状況」、「平成27年度決算の概要」の2点について説明させていただきます。

新規制基準への対応状況

 まず、「新規制基準への対応状況」について申し上げます。
 再処理施設につきましては、今月15日に審査会合が開催され、「設計上で定める条件よりも厳しい条件で発生する事故」について、発生する事故や対策を設備ごとに整理した「全体マップ」に基づき、9月中旬頃を目途に一通りの説明を行うことなど、今後の進め方について、当社が目標としているスケジュールを説明いたしました。明日の審査では、そのスケジュールに沿って、再処理施設の各建屋で事故が同時に発生した場合の具体的な対処の仕方などについて説明する予定です。
 なお、既にお知らせしておりますが、先週22日には、新しい緊急時対策所や貯水槽などを新設する、再処理工場の新増設等計画書を、安全協定に基づく事前了解願いとして、青森県と六ヶ所村に提出いたしました。
 当社としては、ご了解をいただき次第、事業変更許可申請書の補正申請を行う予定にしており、2018年度上期しゅん工に向けて、新規制基準を踏まえた対策工事を、引き続き、全力で取り組んでまいります。
 一方、ウラン濃縮工場については、昨日審査会合が開催され、新規制基準で明確化された項目の一覧表に基づき、火災や溢水、あるいは臨界などの対策などについて説明いたしました。当社としては、一定のご理解をいただけたのではないかと思っております。
 引き続き、全力で審査会合に臨んでまいります。

平成27年度決算の概要

 次に、「平成27年度決算の概要」について説明いたします。お手許の「損益計算書」をご覧ください。
 まず、「売上高」は2,954億円となり、前年度に比べて45億円の増収となりました。
 次に、「売上原価」ですが、2,601億円と前年度に比べて41億円の増加となりました。その主な要因は、設備点検等の修繕費が増加したことなどによるものです。
 この結果、「売上総利益」は353億円、「販売費及び一般管理費」を差し引いた「営業利益」は、前年度に比べ8億円増益の138億円となりました。
 営業外損益を反映した「経常利益」は前年度に比べて3億円増益の26億円となりましたが、固定資産の除却関連費用の「特別損失」および「法人税など」を差し引いた「当期純利益」は、前年度に比べて5億円減益の1億円となり、増収減益決算となりました。
 以上が、「平成27年度決算の概要」です。
 なお、この内容をまとめた「会社概況書」につきましては、6月30日の当社株主総会で報告し、終了後、これまでと同様、ホームページに掲載する予定です。

 本日、私からは以上です。 

以上