C R O S S T A L K 座談会
「中途社員に聞く青森の暮らし」Part 1

日本原燃へ入社することは、つまり青森県へ移住するということです。県内出身ならまだしも、県外出身者にとってはその暮らしが想像もつかないのではないでしょうか。そんな応募者に少しでも情報を提供したいと思い、今回は県内出身社員と県外出身社員に青森での暮らしについて話し合ってもらいました。

廣池若葉
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W A K A B A H I R O I K E

廣池 若葉

働き方改革本部 人事部 人財開発G
2022年入社
総合科学科 自然環境科学 卒

丸山政人の写真
M A S A T O M A R U Y A M A

丸山 政人

情報システム企画部 システム化推進G
2020年入社
情報システム科 卒

S E S S I O N 0 1

本日はよろしくお願いします。
まずは、お二人が転職を考えたきっかけと転職活動について教えてください。

廣池
私は前職で秋田県に住んでおり、そこで婚約者と出会いました。前職は全国に転勤がある仕事でしたが、入社して5年が経ち、これからの人生を考えた時に、全国に転勤がない仕事に就きたいと思うようになったのが転職のきっかけです。婚約者の出身地が青森県だったことから、婚約者とともに青森県や東北エリアを中心に転職活動を行い、先に婚約者が日本原燃へ転職しました。そこで婚約者から日本原燃について福利厚生や働く環境の良さを聞き、ここなら子育てをしながらでも働けると思い、私も応募して無事入社することができました。
丸山
婚約者の方と一緒に転職できたのは良かったですね。廣池さんはどちらのご出身ですか?
廣池
私は京都府出身です。京都でも北の方のエリアは雪が降るので、雪国の生活には幼い頃から慣れていました。丸山さんは青森県出身ですか?
丸山
そうです。私は以前東京に住んでいたので、Uターンということになります。ただ、私の場合は当初、帰ってくるつもりはありませんでした。前職はシステム開発の仕事をしていたのですが、入社から数年が経ち、仙台への転勤辞令が下ったことを機に転職を決意しました。どうせなら、実家のある青森で仕事を探そうと思い、県内で知名度のある日本原燃を見てみると、ホームページでたまたま社内システムの募集があり、前職の経験が活かせると考えて入社しました。
廣池
ということは、今はご実家に住んでいるんですか?
丸山
そうです。都市部で一人暮らしをしていた頃は、生活が不規則でしたが、今は規則正しい暮らしを送ることができています。何より大きいのは、ペットが飼えること。実家では犬を1匹飼っていますが、心身ともにリラックスできているので、今は帰ってきて良かったと思っています。
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ありがとうございます。お二人は青森県、または六ヶ所村での暮らしについて、どういったイメージを持っていましたか?また実際に住んでみて、いかがでしたか?

丸山
青森県に住む人の六ヶ所村のイメージは、日本原燃と大自然ではないでしょうか。幼い頃に校外学習で、六ヶ所村に来たことがありましたが、それ以外は通過したことしかなかったので、あまり詳しくは知りませんでした。ただ、日本原燃があるというのは、県内のほとんどの人が知っていると思います。
廣池
テレビCMとかラジオCMが流れていますからね。
丸山
そうなんです。ただ、今は六ヶ所村から50kmほど南にあるおいらせ町に住んでいるので、やはり六ヶ所村の暮らしについてはあまり詳しくないのが、正直なところです。廣池さんはいかがですか?
廣池
私も実は、六ヶ所村ではなくおいらせ町の隣にある三沢市に住んでいます。婚約者と二人でアパートに住んでいるので、六ヶ所村での暮らしについてはわかりませんが、最初に六ヶ所村を訪れた時は、想像していたよりも道や建物がはるかに綺麗だったことに驚きました。「六ヶ所村」という名前だったので、どんな所かと思っていましたが、寮や社宅はもちろん体育館などの公共施設もすごく整備されていると感じました。
丸山
確かに寮がある六ヶ所レイクタウンはコンビニやスーパーもあって、思ったよりも住環境が整っていましたね。以前住んでいた秋田の暮らしと比べて、青森の暮らしはいかがですか?
廣池
以前住んでいたのは秋田市だったので、生活に全く苦労していませんでした。三沢市に住もうと思ったのは、八戸市まで車で30分と八戸市街地へのアクセスが良かったから。今は近くに商業施設もあるので、特に不便を感じることもなく、秋田と同じように快適に暮らせています。そこまで大きな差は感じていません。ただ、まだ冬を経験していないので、そこが少し不安ですね。
丸山
冬ですか。雪国の暮らしには慣れているのかと思いましたが。
廣池
はい。雪国の冬は幼い頃から経験しているんですが、秋田からさらに北にある青森は、夏の暑さも結構違うと感じました。本当にクーラーがいらないと思えるほど。夜も、秋田では寝苦しいことが多々ありましたが、青森では1、2回しかありませんでした。ですので、その分冬は大変だろうと想像しています。冬は雪のせいで通勤時間が長くなるらしいので、いずれは六ヶ所村へ引っ越すかもしれません。
丸山
確かに県外の人からすればたとえ雪国に住んでいたとしても、想定外のことがあるのかもしれませんね。三沢市の場合は、そこまで雪は積もりませんよ。車を出す際に、少し除雪するくらいでしょうか。通勤に関しては、日本原燃では通勤用の専用バスが会社から出ており、冬の通勤時間は2時間ほどかかることがあります。途中で下車できないわけではありませんが、多くの人がいる中で言い出しづらい部分があるので、事前にお手洗いは済ませておくことをオススメします。
廣池
そうなんですね。そう考えると、六ヶ所村からの通勤は20分ほどらしいので、冬を経験して引っ越すかどうか検討したいと思います。ただ、今は在宅勤務を会社が推進しているので、三沢市のままでも良いのでは?という気がしています。
S E S S I O N 0 3

Uターンや移住をして困ったことや後悔したことはありますか?

丸山
先ほどの通勤の話題に関連しますが、私は通勤時間が長くなったことです。都市部に住んでいた頃は、勤務先から電車で5分程度の距離に住んでいたので、朝の起床時間に余裕がありました。今は、以前と比べると1時間30分ほど早起きしなければならず、慣れるまでは苦労しました。通勤バスを利用できるので必ず座って通勤できますが、やはり1時間ほどかかるのは少し不満を感じるポイントです。
廣池
私も通勤時間は長くなりました。ですが、以前は自分で運転して通勤していたので、冬は雪道を走らなければならなかったのですが、今はその必要がないので助かっています。通勤の際も、基本的には寝ているので、あまり長いと感じることはありません。
丸山
以前の通勤時間が短か過ぎたのが原因かも知れません。私も基本的にバスの中では、動画を見るか、寝て過ごしていますね。とはいえ、帰りは乗り過ごす心配があるので、注意が必要ですが(笑)。
廣池
私は困ったことと言うよりも、ふとよぎった不安に近いかと思いますが、会社の方以外に知り合いがいなかったことです。幸いなことに今は婚約者と一緒に住んでいるので、特に寂しいことはありませんが、もし一人暮らしだったら色々と不安だったとのではと思います。
丸山
確かに中途入社で一人、縁もゆかりもない土地に住むのは勇気がいることかもしれません。私の場合は、地元だったので友人や家族がいますし、同じ高校出身の同級生や先輩が日本原燃で働いていたので、廣池さんとは全く異なる状況ですね。
廣池
もし一人だとしたら、寮内で一緒に住んでいる同僚や先輩と過ごすのかなと想像することはありますが、何かしら交流する機会があったら良いと思います。コロナ前は寮でバーベキューをすることもあったそうなので、徐々にそういったイベントを復活させてほしいですね。
丸山
そうしたイベントがあると、知り合いをつくる機会はありそうです。青森県出身ではない人が、青森県に移住する際の心構えなどあれば、教えてください。
廣池
前職の時にも思いましたが、全く知り合いがいない土地への移住は、最初がすごく大変です。その辺りは、少し覚悟がいるところかもしれません。また、友だちがいないと不安でしょうがないという人よりは、一人の時間も楽しめる趣味を持っている人の方が、比較的移住しやすいのではと思います。働き、暮らす中で知り合いは増えるので、最初の数ヵ月を一人で過ごす方法が自分なりにあると安心できますね。

Uターン・移住を経験されて感じた様々なことについて、お話を伺いました。
前半はここまで。後半では、もう少し詳しくお二人の経験談を聞いてみます。