C R O S S T A L K 座談会
「中途社員が見た日本原燃」Part 1

中途入社の社員から見て、日本原燃はどんな会社なのか。転職活動や会社の雰囲気、仕事内容や働き方など、転職を検討する上で気になる様々なことを本音ベースで語り合ってもらいました。

青山拳人の写真
K E N T O A O Y A M A

青山 拳人

再処理事業部 再処理工場 技術部 技術課
2018年入社
工業高校 電子機械科 卒

松ケ崎誠豪の写真
S E I G O M A T S U G A S A K I

松ケ崎 誠豪

働き方改革本部 人事部 人財開発グループ
2021年入社
社会学部 メディア社会学科 卒

S E S S I O N 0 1

本日はよろしくお願いします。
まずは、お二人が転職を考えたきっかけと転職活動について教えてください。

青山
前職では6年ほど、茨城県にある原子力施設で電気設備の保守などを行っていました。これからのキャリアや人生を考える中で、給与や待遇面を向上させたいと思ったことが転職のきっかけです。転職をするなら地元の青森県で働きたいと思ったこと。また、前職の経験も活かしたかったので、日本原燃を志望しました。
松ケ崎
私は首都圏にあるメーカー企業で、人事の仕事をしていました。ある時、都会で忙しく働くことに何となく疲れを感じたことから、転職を考えるように。年齢を重ねる中で、地元に帰りたいという気持ちもあり、Uターンで転職をすることを決意しました。とはいえ、なるべくそれまでの仕事の質や規模感は落としたくないと思っており、そうした希望に合致したのが日本原燃でした。
青山
やっぱり年齢を重ねて、結婚したり、家を買ったりすることを考えると、地元に帰るのも選択肢として大きいですよね。松ケ崎さんはどんな風に転職活動をしましたか?
松ケ崎
まず転職エージェントに登録しました。そこで、いくつか求人を紹介してもらいましたが、当初は希望に合わなかったので、2ヵ月ほど応募していませんでした。自分でも時間があれば求人情報を探しており、日本原燃を見つけたのは求人広告です。
青山
そうですか。私は青森で働くなら日本原燃と決めていたので、企業探しという段階はありませんでした。日本原燃についてはホームページを見たり、前の職場で日本原燃に派遣されていた人がいたので、その人に話を聞いたりして情報を収集していました。
松ケ崎
ホームページは私も見ました。あとは採用サイトや口コミサイトもチェックしたと思います。とはいえ、口コミサイトは主観的な意見も多いので、あまり信用し過ぎないように注意していました。実際に働いていた人から、情報を得られたのは良いですね。
青山
ラッキーだったかもしれません。ただ、転職活動自体は結構大変だった記憶があります。当時はまだコロナ前だったので、WEB面接が普及しておらず、仕事終わりに茨城から青森まで車で移動していました。翌日に休みをもらって、面接を受けていましたね。
松ケ崎
それは大変でしたね。今は中途採用の面接もWEBで実施されているので、そうした苦労はなさそうです。
S E S S I O N 0 2

いざ入社してみて、仕事内容は想像通りでしたか?
前職の経験など、活きた部分があれば教えてください。

松ケ崎
前職でも人事系の仕事をしていたので、仕事内容は想像通りでした。これまでの知見も活かせていると思います。面接の際に人事系の仕事がしたいと伝えていたので、希望通りという印象でしたが、青山さんはいかがですか?
青山
私の場合は少し特殊かもしれませんが、前職と異なる職種に配属されました。応募時は前職に近い職種で応募したのですが、適性や人員の配置なども考慮されたのかもしれません。
松ケ崎
ということは、最初は少し苦労しましたか?
青山
はい。まず、自分にできる仕事なのかとても不安でした。周りが何を話しているのかもわからず、前職の経験も活かせなかったので。ただ、周囲のフォローはとても手厚かったです。皆、すごく丁寧に、色んなことを教えてくれました。
松ケ崎
それは良かったですね。私は事務系総合職としての採用なので、前職と異なる仕事に配属される可能性は私にもあったのかもしれません。ただ、日本原燃では毎年1回、上司と自分のキャリアについて話し合う面談があるので、そこで自身のキャリアプランややりたいことをきちんと伝えることで、考慮してもらえる環境が整っていると感じます。
青山
そうですね。とはいえ、実は振り返ると未経験の職種に配属されて良かったと感じているんです。日本原燃の仕事はやはり特殊な仕事なので、前職の経験がどこまで活かせたのかわかりませんし、仮に前職と同じ職種だった場合、周囲からの期待も上がってしまいますからね。何も知らないからこそ皆が丁寧に教えてくれましたし、私としてはそちらの方が精神的なプレッシャーがなくて良かったと思います。
松ケ崎
確かに「中途採用=即戦力」というイメージはありますよね。そのイメージが、中途入社する社員にとってはプレッシャーに感じることもあるかもしれません。新たな分野を経験して成長できる部分もあるので、未経験の職種に配属されることは良い側面もあるように思います。
S E S S I O N 0 3

配属については、それぞれに異なる経験をしていて、とても興味深かったです。会社の雰囲気についてはいかがでしょうか?

青山
入社前は原子力事業者ということもあり、職場の雰囲気は堅苦しいのではと想像していました。ところが、実際はとても風通しが良く、誰にでも何でも相談できる環境でした。
松ケ崎
風通しの良さは確かに感じます。私は以前も2度転職を経験しており、日本原燃で3社目ですが、2社目の会社では「前の職場とこの会社は違う」といった雰囲気でした。しかし、3社目の日本原燃では「前の職場ではどうだったの?」といように、その人のこれまでしてきたことや経験をきちんと尊重する文化があるように思います。
青山
中途入社・新卒入社にかかわらず、分け隔てなく意見を聞いてもらえたり、接してもらえたりしたのは、とても有り難かったですね。私も上司から折に触れて「大丈夫?」と気にかけてもらえているので、わからないことも相談しやすいです。
松ケ崎
恐らく、穏やかな人が多いのが理由ではないでしょうか。事業の特性上、期限やルール・法律など守らなければならないことはたくさんありますが、一方で競合する企業や売上目標・ノルマはありません。社員はもちろん、協力会社も含めて全員が事業を推進する仲間となるので、中途入社の社員に対してもウェルカムな雰囲気があるように思います。
S E S S I O N 0 4

良き社風を感じるお話でした。一方で、入社してみて残念だと感じたことはありますか?

松ケ崎
まだまだ紙文化が根強くあることですね。「この資料を印刷して保管する」ですとか「申請には印鑑が必要」といった業務は、電子化すればなくせたり、省力化できたりするのにと思うことがあります。現在、働き方改革を全社で推進していることから、私もできることから改善を図っていきたいと考えています。
青山
私が思うのは教育・研修です。新卒入社の場合は入社後、日本原燃の基本的な知識を習得するための教育・研修をひと通り受けられるのですが、中途入社の場合そういったことはありません。業務の都合を考慮しながら受講することはできますが、最初にまとまって受講したかったと思います。
松ケ崎
教育・研修については、確かにその通りですね。私が入社した時は、半日間eラーニングで研修を受けることができましたが、中途入社の社員も最初にひと通りの研修を受けられれば、業務を進める上で困る場面は減りそうです。早めに業務に慣れるためにも、研修期間がほしいですね。
青山
私が入社した頃はeラーニングもなかったので、いつも誰かに質問や相談をしていました。それでも、わからないことも聞きやすい職場だったからこそ、何とかなっていましたけどね(笑)。松ケ崎さんは他に残念なことって、ありましたか?
松ケ崎
そうですね。強いて言うなら娯楽が少ないことでしょうか。入社前からわかっていたので、入社して残念だったというほどではありませんが。以前住んでいた都市部に比べると、飲み屋が少ないとは感じます(笑)。
青山
都市部に比べると、お店は確かに少ないですね(笑)。ただ、松ケ崎さんが言った通り、入社前から調べればわかることなので、私は残念ではなかったです。自然が多い分、アウトドアスポーツやキャンプができる環境だなと感じました。

良かったこと、残念だったこと、人それぞれに感じる部分がありますね。「中途入社社員に聞く日本原燃」の前半はここまで。後半ではさらに詳しく、入社後の様々なことについて聞いてみたいと思います。