中村 真衣
再処理事業部 放射線管理部 放射線管理課
2019年入社/高等専門学校 物質工学科 卒
Q1転職を考えたきっかけと日本原燃へ入社するまでの経緯を教えてください。
前職は青森県で10年ほど、土や農作物などの放射線量や元素の測定・分析をする業務に従事していました。しかし、業務のほとんどがルーチンワークで、自分が成長しているかがわからなくなったこと、また、せっかく後輩を育成しても退職してしまうことに悩み転職を考えました。転職活動では製造業や有機系の企業など、いくつかの企業を見ていましたが、前職に関連した仕事内容であることから経験が活かせると思い、日本原燃へ入社しました。
Q2入社前後のイメージギャップ(想像したよりも良かった点・残念だった点)を教えてくだい。
仕事と家庭の両立がしやすいことは嬉しかったです。子どもが体調を崩した際、日本原燃では子どものための看護休暇が取れますし、保育園の送迎時は1時間ごとに休暇を取れる「時間休暇制度」が利用できるなど、家庭の事情に合わせて働き方を選べていると感じます。
一方で残念だったのは、紙で仕事を進めることが多々あるところです。上司からハンコをもらったり、ファイルに綴じたりといった業務は電子化すればなくせるはずなので、今後は少しずつ電子化に向けた改善策を提案したいと思います。
Q3現在の仕事内容を教えてください。
放射線管理課で、放射性廃棄物の放出管理とバイオアッセイ分析を担当しています。放射性廃棄物の放出管理は再処理工場からの排気や排水をサンプリングし、放射性物質濃度を測定する業務です。バイオアッセイ分析は日本原燃で働く社員や協力会社の方たちが、放射性物質を体内へ取り込んでいないかを確認するために、排泄物の放射能分析を実施する業務です。実際の分析作業は社外の協力会社に委託しているため、私は主に分析方法の改善・検討、協力会社との調整、対外報告などの資料作成を担当しています。

Q4仕事においてやりがいを感じる瞬間。また、逆に苦労を感じる瞬間を教えてください。
自分の技術や経験が、業務の改善に役立った時はやりがいを感じます。例えば、測定機器を新しくするタイミングで測定方法も見直すこととなった際、前職の経験を活かして新しい機器を選定し、測定項目の中で不要な項目をアドバイスしたことがあります。結果として、測定時間が従来の半分にまで短縮され、業務の効率化に貢献したことを実感できたのは、とても嬉しかったです。とはいえ、前職の経験だけでは不十分だと思うこともあります。放射線に関する知識や法令など、把握しなければならないことが、たくさんあることについては苦労を感じます。
Q5仕事をする上で心がけていること、大切にしていることを教えてください。
社内外を問わず、密にコミュニケーションを取ることを心がけています。オフィスでは今、7人で仕事をしていますが、仕事の話だけでなく何気ない会話もたくさんすることで、グループ内の雰囲気が良くなり、相談や情報共有がしやすくなっていると感じます。入社当初から話しやすい雰囲気があったことは、私自身とても助かったので、新卒・中途にかかわらずこれから入社される方のために、これからも積極的にコミュニケーションを取っていきたいと思います。

一 日 の 仕 事 の 流 れ
- 05:00起床(朝食、昼食、夕食をまとめて作ります)
- 07:15自宅を出発(子どもを保育園に送っていくため、マイカーで通勤)
- 08:30会社に到着
- 09:00朝礼(当日の業務内容を確認します)
- 10:00ルーチン業務の処理
- 12:00昼食(事務所で朝作ったお弁当を食べます)
- 14:00現場(協力会社の方が常駐している施設)にて作業
- 17:15終礼(業務の進捗状況と今日の残業時間を確認)
- 17:30資料作成(主に日中にやっていた業務の続き)
- 19:30帰宅(家族団らんの時間。テレビゲームやボードゲームをしています)
- 21:00自由時間(テレビや動画を見ながら、家事をすることが多いです)
- 22:00就寝