P E O P L E 0 1 T A K A H I R O K O Y A M A

小山 貴大

再処理事業部 再処理工場 電気保全部 電気保全課
2018年入社/工学部 情報工学科 卒

Q1転職を考えたきっかけと日本原燃へ入社するまでの経緯を教えてください。

大学卒業後は、都内にある電気関係の元請けの会社に就職。高速道路などの電気設備を更新する仕事などを、5年ほどしていました。しかし、私も妻も青森県出身で、いずれはUターンしたいという想いがあり、転職活動は早い方が良いと考え転職を決意しました。前職で培ってきた電気の経験や知識、資格を活かせること、また、国内で唯一の原子燃料サイクル事業に携わりたいと思い、日本原燃へ入社しました。

Q2入社前後のイメージギャップ(想像したよりも良かった点・残念だった点)を教えてくだい。

イメージギャップではありませんが、実際に働いてみて感じたことは、一つひとつの業務が想像した以上に丁寧に進められているということです。例えば、一つの資料を作成するためにも、その文章についての根拠が求められることには驚きました。また、決められた手順やルールが多く、初めの頃は覚えるのに苦労した記憶があります。しかし、それらは決して無駄な作業ではなく、むしろ再処理工場を安全に操業するためには、欠かせないプロセスです。入社して改めて、安全を確保するという重要な事業に携わっていること、そして、安全を確保する上での仕事の緻密さを実感しました。

Q3現在の仕事内容を教えてください。

再処理工場の電気保全課にて、新規制基準対応を担当しています。新規制基準とは2011年の福島第一原子力発電所の事故を受けて、原子力規制委員会によって設けられた新たな安全基準のことです。私は主に、その安全基準を満たしたと国から認可を得るための申請書を作成し、その資料を原子力規制委員会に説明する業務を行っています。また、新規制基準を満たすための設備を設計することも重要な業務のひとつです。数ある設備の中でも、私は電気設備を担当しており、土木建築技術課などの他課や社外の協力会社と連携しながら、仕事を進めています。

Q4仕事においてやりがいを感じる瞬間。また、逆に苦労を感じる瞬間を教えてください。

新規制基準を満たすための設備の設計は、全体のスケジュールがある程度決まっていることもあり、時には短期間での対応が求められます。その際、どの業務を優先すべきか少し混乱しますが、上司やチームメンバー、他課の社員といろいろ相談し、協力して対応できた時は達成感がありますし、全員で一歩ずつ進めているという一体感を感じられるのは嬉しいです。

Q5最後に今後の目標をお願いします。

今の目標は再処理工場の竣工に向けて、目の前の業務を一つひとつ進めていくことです。新規制基準の対応において再処理工場の電気保全課は、主に3つの関連する項目がありますが、その中のひとつは私が主となって申請書の作成等を担当しています。懸案事項は多いですが、これからもチーム全員でひとつずつ相談しながら力を合わせて申請書を作り上げ、原子力規制委員会にきちんと説明対応することで、着実に日本原燃の事業を前に進めていきたいと思っています。また、部下や後輩たちに業務の知識を伝えていくことも、長期的な目標です。

  • 05:50起床
  • 06:30自宅を出発(八戸市から会社の通勤バスを利用)
  • 08:00会社に到着(私服から作業着に着替える)
  • 08:40始業(ラジオ体操、チーム内の業務の共有)
  • 09:00メールの確認、新規制基準の資料作成・設計業務
  • 10:00協力会社と打合せ
  • 12:15昼休み(昼食前はランニングでリフレッシュ!)
  • 13:15協力会社とメール・電話のやり取り
  • 15:00新規制基準の資料作成・設計業務
  • 19:30終業(翌日の業務内容を確認し、退社)
  • 21:00帰宅(妻の作ってくれた夕食を食べる。白米が進む進む!)
  • 23:00就寝

O F F

私と妻の実家が自宅から近いので、休日は子どもを連れてお互いの実家へ遊びに行っています。子どもがまだ小さいため、両親・義両親ともにいつも楽しそうに遊んでくれています。祖父母との交流は、子どもにも良い刺激になっていると感じるので、Uターンして良かったと改めて思います。

転職活動は、時間に余裕を持って準備してください。私の場合、青森県にUターンしたいという想いはあったものの、気持ちの整理に時間がかかってしまいました。仕事をしながらの転職活動は、会社探し、履歴書の作成、適性検査や面接準備など想像以上に時間がかかるため、体力的・精神的に考えても、余裕を持って活動してほしいです。