平成20年5月15日 |
報道関係各位 |
日本原燃株式会社 |
高レベル廃液ガラス固化廃ガス処理設備排風機の |
5月14日18時24分、高レベル廃液ガラス固化建屋において、2系統ある高レベル廃液ガラス固化廃ガス処理設備の排風機※の保守に伴う系統の切替え操作を行ったところ、排風機4台が全て停止状態となりました。 この時、ガラス溶融炉が一時的に固化セルに対して正圧になりましたが、当該廃ガス処理設備の機能は健全でした。また、ガラス溶融炉が設置されている固化セルの排風機は異常なく運転しており、固化セル内の負圧は維持されていました。 高レベル廃液ガラス固化廃ガス処理設備の排風機について、安全確認の後、18時49分に再起動し、正常に運転しております。 したがって、「再処理施設の故障」にはあたらないことから、B情報と判断しました。 しかし、その後の調査の過程で、排風機の入口圧力高警報の設定値が適切でなかったために排風機の誤動作(全台停止)が発生したことが判明しました。このため、「使用済燃料の再処理の事業に関する規則」第19条の16第3号にあたるとして国へ報告し、また同旨を青森県、六ヶ所村に対しA情報として通報しましたのでお知らせします。 なお、ガラス溶融炉において、ガラス固化作業は行なわれておらず、炉内には高レベル廃液がない状態でありました。 また、本事象による施設内外への影響および負傷者はありません。 ※高レベル廃液ガラス固化廃ガス処理設備排風機 ガラス溶融炉内を負圧に維持するための排風機 |
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以上 |