日本原燃

別添


六ヶ所再処理工場における対応

(1) 六ヶ所再処理工場では、清澄機で不溶解残渣を除去した後の計量・調整槽に対応すると考える(別紙1PDFを参照ください)。

(2)不溶解残渣を除去した後の溶解液を移送する配管は耐酸性を有するステンレス鋼製であり、また、配管の接続は溶接構造としており、漏えいし難い設計としている。

(3) 万一、漏えいがあった場合に備えて、例えば、計量・調整槽を収納する計量・調整槽セルにはステンレス鋼製の漏えい液受皿を設けるとともに、漏えい検知装置(二重化)を設置している。また、漏えい液を回収するためにスチームジェットポンプ(二重化)を設置している。なお、この設備で取扱う溶解液の漏えいでは、量によらず臨界のおそれはない。

(4) セル内の空気は高性能粒子フィルタ等で放射性物質粒子を除去した後、主排気筒から放出する設計としている。

(5)六ヶ所再処理工場では、Thorpの計量槽のように吊り下げて重量を測定するタイプの貯槽はない。

 

 以上のとおり、六ヶ所再処理工場においては、Thorpの計量槽のように吊り下げて重量を測定するタイプの貯槽はなく、同様の漏えいは発生し得ないと考える。
 しかしながら、万一の漏えいに備えて、漏えいし難い構造とするとともに、漏えいが拡大しない設計、周辺環境への影響を低減する設計としている(六ヶ所再処理工場における漏えい対策の考え方を別紙2PDFに示す)。


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