平成25年6月10日

報道関係各位

日本原燃株式会社

当社敷地内(港門付近のロードヒータ制御盤内)における焦げ痕の発見について(原因と対策)


 2013年2月19日、当社敷地内(港門付近)において、第2専用道路照明用の第2キュービクル(受電設備収納箱)脇のロードヒータ制御盤※1を点検していたところ、14時50分頃、同制御盤内のリレー※2に焦げ痕を発見したため、直ちに公設消防に通報しました。
 その後、公設消防による現場確認の結果、15時28分に鎮火が確認されました。
 本事象による周辺環境への影響はなく、負傷者もおりません。
 原因については、現在調査中です。

※1 ロードヒータ制御盤:第2キュービクル周辺の雪を溶かすための制御盤
※2 リレー:信号により電源の入り・切りをする装置
(2013年2月19日お知らせ済み)


 その後、本事象が発生した原因について調査を行ってきましたが、本日、原因及び再発防止対策を取りまとめましたので、お知らせいたします。

【原 因】
 当該事象の発生原因を調査するため、焦げ痕の確認されたリレーに対して、以下の確認を行いました。
 @外観目視による状態確認
 A電気的特性確認(絶縁抵抗測定等)
 B分解による内部状態確認
 C当該リレーの使用環境の確認
 D当該リレーと同じ「ロードヒータ制御盤」に設置されたリレーの調査
 これらの調査結果から、今回の事象の原因は、
 ・当該リレーの半導体素子部が、長期稼働における繰り返し熱的負荷によるはんだ接合部の劣化により短絡が発生したことで損傷した。
 ・このことにより、異常な電気が流れ主回路が発熱し、焦げ痕となる状況に至った。
 と推定しました。

【再発防止対策】
 「ロードヒータ制御盤」内のリレー部に焦げ痕が確認された事象に対する再発防止対策として、発熱を生じる半導体素子を使用する形式から発熱量の少ない電磁式のリレーに交換することとしました。(2013年8月末までに実施予定)

別紙:当社敷地内(港門付近のロードヒーター制御盤内)における焦げ痕の発見について(原因と対策)(PDF)

以上


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