日本原燃
【B情報】(2010年11月4日掲載、12月21日原因及び再発防止対策掲載)

  ガラス固化体貯蔵建屋B棟の一時的な送排風機の全台停止について

 11月2日(火)ガラス固化体貯蔵建屋B棟において、収納管排気設備の排風機の運転号機を切替えようとしていたところ、12時12分、誤って運転中の排風機を停止させました。この停止に伴い、ガラス固化体貯蔵建屋B棟の管理区域送排風機及び清浄区域送排風機も停止しました。
 その後、12時13分に停止した送排風機の運転を再開しました。この間、ガラス固化体貯蔵建屋B棟及び同建屋の収納管の負圧は維持されています。
 なお、ガラス固化体貯蔵建屋B棟は現在建設中であり、一部管理区域に設定しているものの、ガラス固化体は貯蔵されていません。
 本事象に伴う周辺環境への影響はありません。


※収納管排気設備 ガラス固化体を収納する設備(収納管)内を負圧に維持するための設備

  概要図
   
  その後の調査の結果、原因及び再発防止対策は以下の通りです。
   
原因
   操作者は、操作画面において切替えを選択すべきところ運転及び停止画面を誤って選択し、排風機切替操作と思い込んで排風機停止操作を行ったため、収納管排気設備の排風機が停止しました。
 当初切替操作については、指示確認者、操作者、現場確認者の3人体制で実施することとしていましたが、指示確認者が操作者を1人で兼ねて現場確認者と連絡を取りながら操作したため、十分な確認が行われませんでした。
 また、指示確認者と操作者を兼ねた1人は、操作の慣れにより指差呼称を行わなかったため、誤操作を防ぐことが出来ませんでした。
   
再発防止対策
   収納管排気設備の排風機については、当面停止操作を行うことがないことから、誤操作を防止するため操作禁止の措置を講じました。
 また、操作開始前には、操作に携わる関係者により、設備の状況、操作をするうえでの注意事項、手順書及び操作対象箇所について確認を行うとともに、操作にあたっては、必ず指示確認者と操作者の2人で実施し、指示確認及び指差呼称を徹底することを社内ルールに反映し定着化を図ります。

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