日本原燃
【B情報】(2009年9月9日掲載、2010年5月27日原因及び再発防止対策掲載)

  精製建屋における警報装置(A系列)の一時的な動作不能について

 9月8日(火)精製建屋において、2系列ある安全系制御盤(※1)のうち、A系列の設備点検を実施していたところ、13時57分に塔槽類廃ガス処理設備(※2)の警報装置(A系列)が発報しました。
 調査したところ、当該警報装置の電源が一時的に電圧低下したことにより警報が誤発報し、その後約1分間同装置が動作しない状態であったことを確認しました。
 警報装置の電源電圧が一時的に低下した原因については、現在調査中です。
 また、警報装置(B系列)については、異常のないことを確認しました。
 なお、本事象に伴う周辺環境への影響はありません 。


※1 安全系制御盤 安全上重要な警報装置等を制御するための盤
※2 塔槽類廃ガス処理設備 塔槽類から発生する放射性物質を含む廃ガスを処理する設備

  概要図
  その後の調査の結果、直接原因及び再発防止対策は以下の通りです。
直接原因
  安全系制御盤の設備点検にて作業員は計器の信号入力端子ではなく、電源供給端子を誤って解線したことにより、警報装置の電源電圧が低下したため、警報装置が一時的に動作不能な状態になったと判断しました。
○再発防止対策
  端子解線作業時に実施したダブルチェック方法に実効性がなかったことが背後要因と推定されることから、ダブルチェック方法を改善するとともに、その方法が確実に実施されるようチェックシートを変更しました。

図


index もどる