発表•お知らせ
2016年7月1日

再処理施設における不適切なケーブル敷設に関する原子力規制委員会の評価結果について

 当社は、原子力規制委員会からの指示文書「東京電力株式会社柏崎刈羽原子力発電所で確認された不適切なケーブル敷設に係る対応について(指示)」(平成28年1月6日付)に基づき、再処理施設におけるケーブル敷設に係る調査、品質マネジメントシステムの検証を行い、その結果について、3月31日に経過報告を行うとともに、4月28日に最終報告を取りまとめ同委員会に報告書を提出しております。(経過報告を平成28年3月31日、最終報告を4月28日にお知らせ済み)
 本件に対して、6月30日、原子力規制庁から上記報告内容を評価した結果として、保安規定違反「監視」の判定を受けました。
 当社は、調査結果の報告以降速やかに、不適切なケーブルの是正を進めておりますが、このたびの原子力規制委員会の評価・指摘をしっかりと受け止め、再発防止対策の徹底に取り組んでまいります。

  • ※保安規定第4条の3 (品質保証計画)、第10条(業務の計画及び実施)および第12条(調達)の履行が十分でないが、不適切な敷設が行われていたケーブルに安全上重要な施設が含まれておらず、必要な安全機能を確保し得る状況であったこと、複数の安全機能を喪失した事象は結果的にも発生していないことを踏まえ、「核燃料施設等保安検査実施要領」に基づき、保安規定違反区分の「監視」に該当すると判定されたもの。「監視」とは、原子力規制庁が定める「核燃料施設等保安検査実施要領」において、軽微な違反とされている。
以上