平成29年度第2回保安検査等の指摘を踏まえた、当社の取り組み状況について
当社は、平成29年度第2回保安検査等で指摘された「再処理施設 非常用電源建屋非常用ディーゼル発電機B補機室への雨水浸入事象」、「ウラン濃縮工場 分析室天井裏のダクト損傷事象」、「JAEA大洗内部被ばく事故に対する水平展開不足」の問題に対し、2017年9月6日の原子力規制委員会において、非常に厳しいご指摘を受けました。
本件に関しまして、青森県民の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配をおかけしたことに、心よりお詫び申し上げます。
当社は上記の問題を最優先課題として、全社で取り組むべく、以下の資料1から資料3に示す「事業者対応方針」に基づく活動を実施してまいります。
また、今回の一連の問題に共通する課題と考えられる、「自らが気づき、速やかな対策に繋ぐことができない」、「事実を正確に把握し、説明できない」という問題については、資料4に示す対策を全社の活動として実施してまいります。
対応方針
- 資料1:平成29年度第2回保安検査(再処理施設)における指摘事項に係る対応方針 改定3
(資料1:参考資料)(2018年4月6日更新) - 資料2:ウラン濃縮工場 分析室天井裏のダクト損傷等に係る対応方針 改定3
(資料2:参考資料)(2017年12月28日更新) - 資料3:JAEA大洗内部被ばく事故に対する水平展開の問題点に係る対応方針 改定版
(資料3:参考資料)(2017年10月30日更新) - 資料4:全社としての改善の取り組みの強化 改定版
(資料4:参考資料)(2018年4月6日更新)
組織改正に伴う対応(2019年2月4日更新)
2019年2月1日の組織改正に伴い、対応部署の名称が変更となります。
参考資料(「事業者対応方針」を踏まえた埋設事業部の活動の進め方について)
- 「事業者対応方針」を踏まえた埋設事業部の活動の進め方について(2017年10月30日更新)
これらの対応状況については、以下に示します。
対応状況
トピックス
再処理施設および廃棄物管理施設の全設備を管理下に置くための、現場確認進捗状況等
○STEP1
【安全上重要な設備を含む部屋・エリア】
屋内:782部屋(2018年1月25日現場ウォークダウン完了)
屋外:77エリア(2017年11月28日現場ウォークダウン完了)
- セル内など、人が立ち入ることができない箇所については、代替確認により設備の機能・性能に影響を及ぼすような異常がないことを確認した。
【安全上重要な設備を含まない部屋・エリア】
屋内:3,016部屋(2018年2月7日現場ウォークダウン完了)
屋外:100%(1058/1058エリア)(2018年6月15日現場ウォークダウン完了)
○STEP2-2
- STEP1にて高所、狭隘部等にあり現場で目視確認できなかった設備については、現在、STEP2の活動として、安重設備、安重設備以外ともに追加確認を実施している。現在、約3000部屋・エリア※のうち、約7割の確認が完了している。
※今後、追加確認の精査の結果、増減の可能性がある
ウラン濃縮工場内外の現場にある全ての設備・機器の現場確認進捗状況等
【屋外】
現場確認の進捗状況:対象エリア総数36エリア全て完了(2018年4月20日)
【屋内】
現場確認の進捗状況:対象エリア総数143エリア全て完了(2018年1月31日)
(その他詳細はこちら)
全社としての改善の取り組みの強化に係る取り組み状況
【濃縮事業部】マネジメント・オブザベーション(MO)の実施状況を更新しました。
(詳細はこちら)
マネジメント・オブザベーションの実施状況【静止画】(2018年8月31日)
安全上重要な設備を含まない部屋・エリアの 現場確認実施状況(屋外)【静止画】(2018年5月17日)
MOX粉末による大規模な飛散を想定した訓練(夜間・休祭日)の状況(2018年3月7日)
再処理施設における全設備の全数把握・状態確認状況【動画】(2018年1月23日)
再処理施設における全設備の全数把握・状態確認状況【静止画】 (2018年1月23日)
非常用電源建屋の配管ピット点検口改善状況(2017年12月7日)
再処理工場内で扱っている流体による作業員の被災を想定した訓練の状況(2017年12月7日)
MOX粉末による身体汚染を想定した訓練の状況(2017年11月29日)
ウラン濃縮工場における給排気ダクト交換工事の完了結果(2017年11月7日)