事業情報
【B情報】
2018年2月9日掲載、2018年9月26日原因および再発防止対策掲載
再処理事業所 精製建屋(管理区域内)

再処理事業所 精製建屋(管理区域内)における
塔槽類廃ガス処理系排風機B系の故障の原因調査結果と今後の対応について

 2018年2月9日(金)に発生した精製建屋(管理区域内)の塔槽類廃ガス処理系排風機B系の故障について、その後、本事象が発生した原因について調査を行ってまいりましたが、本日、原因調査結果および今後の対応を取りまとめましたので、お知らせします。
 なお、停止した排風機B系については、事象発生後、機器の健全性を確認し、同日に復旧しております。

調査結果

  今回発生した事象は、排風機の回転数検出器において回転数が低下したことを検知し、異常警報(回転数低警報)が発報したことにより、塔槽類廃ガス処理系排風機B系が停止した事象であることが判明しました。
 原因調査として、排風機等の健全性、回転数検出器ケーブル接続コネクタ部および回転数検出器に係るモックアップ試験などを行った結果、直接的な原因は判明しなかったものの、B系の回転数検出器からの一時的な回転数信号の変動により発生したものと推定しました。

  • ※回転数検出器:
    排風機の回転軸に取り付けた歯車に近接させ、回転速度に応じて生じる電圧値を回転数に変換・出力する装置

今後の対応

 今後、より回転数検出器の検出感度を高めるために、排風機の回転軸に取り付けた歯車と回転数検出器との距離を縮め、回転数検出器からの回転数信号の変動を少なく、安定させることで再発防止に努めてまいります。

2018年2月9日にお知らせした内容

 2月9日、10時16分、再処理事業所精製建屋(管理区域内)において、塔槽類廃ガス処理設備の廃ガス処理系の排風機A系から排風機B系への定例の運転切り替えを実施したあと、排風機B系の異常を示す警報が発報し、排風機B系が停止するとともに、自動的に排風機A系に切り替わったことから、排風機B系の故障と判断しました。
 排風機A系は現在も継続して運転しており、施設への影響はないことを確認しております。
 また、環境への影響はないことを確認しました。
 なお、排風機B系が故障した原因については現在調査中です。

  • ※塔槽類廃ガス処理設備:
    放射性物質を含む溶液を貯蔵するタンク等からの廃ガスをフィルタ等で浄化し、主排気筒へ排出するための設備
以上