事業情報

再処理工場の月別トピックス

2017年9月発表分

【9月25日公表 再処理工場における非常用電源建屋の配管ピット内の確認状況等について(9月24日〜25日分)】

 2017年9月24日の巡視点検において、再処理工場非常用電源建屋(非管理区域)に隣接した屋外の配管ピットBにおいて、添付資料-1に示す範囲に水が浸入していることを確認しました。原因につきましては、現在調査中です。
 なお、非常用電源建屋への雨水の浸入はなく、また、外部への影響はないことを確認しております。

 現在、配管ピットA・Bへの雨水流入を防ぐため、配管ピットのコンクリート蓋および点検口の蓋と、配管ピットとの接触面に隙間が生じないよう、コンクリート蓋には止水用コーキングを施しその上に防水テープを、点検口の蓋には防水テープを施工するなどの応急処置を行っていますが、さらに、ピット上部にやぐらを組み、ブルーシートで覆う作業※を行っています(添付資料-2参照)。

 ※配管ピットAはブルーシートの設置が完了しており、配管ピットBは現在作業中。

 添付資料-1:配管ピットB床面の状況(9月24日確認)
 添付資料-2:配管ピットA上部へのブルーシート設置状況


【9月22日公表 再処理工場における非常用電源建屋の配管ピット内の確認状況について(9月21日分)】

 2017年9月21日、巡視点検において、再処理工場非常用電源建屋(非管理区域)に隣接した屋外の配管ピットAに約1リットルの水が溜まっていることを確認しました。また、配管ピットBについては水の溜まりはありませんでしたが、床が湿っている状況でした。
 原因につきましては、現在調査中です。
 なお、非常用電源建屋への雨水の流入はなく、配管ピットに溜まった水はすべて拭き取りをしております。また、外部への影響はないことを確認しております。


【9月21日公表 再処理工場における非常用電源建屋の配管ピット内の確認状況について】

 2017年8月13日、再処理工場非常用電源建屋(非管理区域)に隣接した屋外の配管ピットにおいて雨水が流入していた件(2017年9月8日お知らせ済み)を受け、現在、1日3回の当社社員による巡視点検を行っておりますが、2017年9月18日に台風18号が青森県西方を通過した後の巡視点検において、再処理工場非常用電源建屋(非管理区域)に隣接した屋外の配管ピットAに約40リットル、配管ピットBに約70リットルの水が溜まっていることを確認しました。
 原因につきましては、台風18号の接近に備え、配管ピットへの雨水流入防止対策を講じておりましたが、防止対策が不十分であったことなどにより、雨水が流入したものと考えております。
 なお、非常用電源建屋への雨水の流入はなく、配管ピットに溜まった水はすべて排水しております。

【9月8日公表 再処理工場における非常用電源建屋への雨水の流入について】

【建屋貫通部からの雨水流入について】
 2017年8月13日、再処理工場非常用電源建屋(非管理区域)に隣接した屋外の配管ピットにおいて雨水が溜まり、配管ピットと建屋を繋ぐ配管の建屋壁貫通部から非常用電源建屋内に約800リットルの雨水が流入する事象が発生しました。
 建屋に流入した雨水は建屋サンプピット※からポンプにより排水しており、周辺の機器への影響はなく、環境への影響等もありませんでした。なお、雨水が溜まっていた配管ピットについても排水しています。
 また、当該貫通部を再確認したところ、コーキング※にひび割れを確認したことから、当該貫通部を再度コーキングしました。

 ※サンプピット:建屋内で発生する空調ドレン水などを排水するための水溜め
 ※コーキング:防水性を確保するために充填材で処置すること

 当該貫通部については、北陸電力株式会社志賀原子力発電所での原子炉建屋内への雨水流入事象を受けた原子力規制庁からの指示(2016年11月)に対する当社報告書(2016年12月)において、止水※に問題がない旨を報告していました。

 指示を受け実施した調査において、社内の計画では、設計図書により全ての貫通部について止水処置の有無を確認するとともに、貫通部が物理的に直接目視確認できるものは、現場確認することとしていました。
 今回雨水が流入した貫通部の止水処置は、建屋内部から目視確認していましたが、コーキングを確認できる建屋の外側(配管ピットの中)から目視確認するためには、重機を使用してコンクリート蓋を開ける必要があり、物理的に直接目視確認できないと考え、目視確認していませんでした。このため、設計図書による止水処置の確認結果と建屋内部からの目視確認結果から、止水処置がされていると判断していました。

 ※止水:建屋内に水が入り込まないようにすること

【配管ピットの巡視・点検に係る問題について】
 また、本事象に関する調査を行っていたところ、雨水が溜まっていた配管ピットは、ピット本体・弁・配管漏えいについて1日1回の巡視・点検を行うこととしていましたが、隣接するケーブルピットを配管ピットと誤認して巡視・点検していたこと、および当該配管ピットは2003年以降、巡視・点検がされていなかったことがわかりました。

 本件について重く受け止め、今後、しっかりと原因調査および再発防止に努めてまいります。

 添付資料-1:再処理工場における非常用電源建屋への雨水の流入について
 添付資料-2:雨水流入箇所
 添付資料-3:配管ピットおよびケーブルピットの点検口配置図

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