再処理工場におけるウラン試験の実施状況について(平成18年1月23日更新) |
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平成16年12月21日に開始したウラン試験につきまして、平成18年1月22日に終了しました。現在、試験結果を評価し、報告書を取りまとめております。 |
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1.前処理建屋 | |||||||||||||||||||||||
せん断については、平成17年1月よりPWR用の模擬ウラン燃料集合体、3月よりBWR用の模擬ウラン燃料集合体を用いた系統包括試験を開始しました。 その後、5月よりPWR用の模擬ウラン燃料集合体、6月よりBWR用の模擬ウラン燃料集合体を用いて、実際の運転を模擬した建屋統合試験を実施し、前処理建屋の試験は8月に終了しました。 なお、PWR用の模擬ウラン燃料集合体を用いて、総合確認試験とあわせて実施するせん断機の作動の最終確認を平成18年1月22日に実施しました。 |
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○模擬ウラン燃料集合体のせん断の実績
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2.分離建屋、精製建屋 | |||||||||||||||||||||||
「パルスカラム」や「ミキサセトラ」といった、ウラン・プルトニウムと核分裂生成物の分離・精製等を行うための重要な機器について、ウランを分離・回収する性能や機器の作動状況の確認などを行う試験を平成17年3月より開始し、これらの機器を組み合わせた系統包括試験を、分離建屋では5月、精製建屋では6月より実施しました。 その後、機器を強制的に停止させ、その際の設備の作動状況等を確認する外乱試験を経て、建屋全体を対象として、最小、定格、最大処理量で運転し、運転性能や運転操作を確認する建屋統合試験を、分離建屋および精製建屋ともに7月から8月にかけて実施し、両建屋の試験は8月中旬に終了しました。 |
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○分離建屋、精製建屋の実績
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3.ウラン脱硝建屋、ウラン・プルトニウム混合脱硝建屋 | |||||||||||||||||||||||
ウラン脱硝建屋において、平成16年12月より、搬入した32基の輸送容器のうち、30基のウランを用い、ウラン溶液として試験に使用するためのウラン粉末の気流輸送、溶解作業を実施しました。 残りの2基については、平成17年6月より開始した脱硝塔性能試験にウラン粉末のまま使用しました。脱硝塔性能試験では、6月下旬に脱硝塔内でのウラン粉末の詰まりが発生しましたが、これを取り除いた後、7月下旬より脱硝塔性能試験を再開しました。その後、8月末から9月上旬の間で建屋内の全ての系統を定格処理能力で運転する定格処理試験等を実施しました。 ウラン・プルトニウム混合脱硝建屋では、3月末よりウラン試験を開始し、8月に定格処理試験を実施し、これに並行して、建屋統合試験等を実施しました。 ウラン脱硝建屋の試験は9月上旬に、ウラン・プルトニウム混合脱硝建屋の試験は8月下旬に終了しました。 |
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○ウラン脱硝建屋、ウラン・プルトニウム混合脱硝建屋の実績
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(ウラン試験の進め方)![]() |
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