日本原燃
2014年7月1日
 

社長記者懇談会の挨拶概要について


 

 本日はお忙しい中、お集まりいただきまして誠にありがとうございます。
昨日の株主総会と取締役会を経まして、正式に社長に就任いたしましたので、一言ご挨拶させていただきます。

 私の当面の最大の課題、これは何と申しましても新規制基準の適合審査への対応であります。
 申し上げるまでもなく、新規制基準への対応は、さらなる安全性・信頼性の向上につながるものであり、これをしっかりと進めることが何よりも重要でございます。

 当社の事業は、「地域の皆さまの信頼によってはじめて成り立ち得る」ものでございます。
このことを常に念頭におき、「安全」について、原点に立ち返って再確認する大きな機会と捉え、全社をあげて万全の体制で取り組んでまいる所存です。

 皆さまご案内のとおり、わが国はエネルギー資源のほとんどを海外に依存しており、エネルギーの需給構造は極めて脆弱であります。
 したがって、原子力発電は今後とも重要な電源として効果的に活用していく必要があります。
 当社の原子燃料サイクル事業につきましても、ウラン資源の有効利用、あるいは廃棄物の容量を減らすことなどの観点から極めて重要でございます。

 本年4月に閣議決定されました国のエネルギー基本計画においても、原子力発電を「エネルギー需給構造の安定性に寄与する重要なベースロード電源」と位置付けるとともに、原子燃料サイクルについても引き続き、「推進する」と、改めてしっかりと位置付けられました。
 こうしたことを踏まえますと、私は、国のエネルギー安全保障の一翼を担う者として、何としても再処理工場をしゅん工させるとともに、この六ヶ所からサイクルの灯を消してはならないという川井前社長の強い思いを引き継ぎ、原子燃料サイクルの確立に向け、邁進してまいりたいと考えております。

 今後とも六ヶ所村の皆さまをはじめ、青森県の皆さまのご期待にお応えできるよう、引き続き、誠心誠意、全力で取り組んでまいる所存でございます。

 青森県政記者会の皆さまには、今後、いろいろとお世話になりますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

 本日、私からは以上です。
 

以上


 

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