日本原燃
2014年1月6日
 

2014年 社長年頭挨拶(要旨)


 

 昨年12月18日に新規制基準が施行され、26日に青森県、六ヶ所村から事前了解をいただいた。
 明日1月7日、原子力規制委員会に対し、各事業ごとに申請を行うが、今後の国の審査にあたって重要なことは、今回の新規制基準の導入を、我々として、どう受け止めるかということである。我々は、これまでも重大事故に対してしっかりと対策を進めてきた。新潟県中越沖地震、さらには3.11の福島第一の事故時も安全対策について、その都度、充実・強化をしてきたという自負がある。しかし、我々としては、絶対に地域の皆さまにご迷惑をおかけするようなことがあってはならない。したがって、今一度強くお願いしたいことは、この新規制基準への対応を、安全をその原点に立ち返って基本から再確認するための絶好の機会と捉えて欲しいということである。

 また、あらゆる事態を想定した訓練を積み重ね、これなら日本原燃に任せておいても大丈夫だと言っていただけるくらいにまでやり抜くことが必要である。全社を挙げて、心をひとつにして対応していこう。世界一安全な、世界に誇れるサイクル施設をつくるんだという気概を持とうではないか。

 昨年末にはエネルギー基本計画の議論が大詰めを迎え、総合資源エネルギー調査会の分科会で提言がとりまとめられた。原子力発電については、安全性の確保を前提に基盤となる重要なベース電源として引き続き活用していくこと、そして我々が担っている原子燃料サイクルについては、関係自治体や国際社会の理解を得つつ、引き続き着実に推進することがはっきりと打ち出された。
 我々としても、わが国のエネルギーの安全保障の一翼を担うという使命を、改めてしっかりと確認するとともに、10月の再処理工場のしゅん工をはじめ、各事業を着実に推進しなければならない。

 今年こそ、世界の六ヶ所を目指し大きく飛躍する年にしていこう。
 何としてもやりぬくという気概をもって、「明るく、楽しく、元気よく、そして安全第一」を合言葉に、1年頑張ろう。
 

以上


 

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