「日本のエネルギー問題」を考える

  • ①エネルギー資源の安定確保
  • ②電力の安定供給
  • ③発電と地球温暖化問題
  • ④原子燃料サイクル
  • ⑤放射性廃棄物処理
  • ⑥世界の原子力政策の現状

①エネルギー資源の安定確保

今後も続く、世界の人口増加と経済成長 全世界的に高まるエネルギー需要

18世紀後半にイギリスで始まった産業革命を機に、世界の人口は爆発的に増加してきました。近年、日本や欧州などの先進国では人口減少が問題になっていますが、今後もアジアやアフリカを中心に人口が増加し続け、2050年の世界人口は2010年のおよそ1.3倍の約92億人になると予測されています。

世界の人口予測
グラフ:世界の人口予測

グラフ:世界の人口予測
出典:電気事業連合会「原子力・エネルギー」図面集2010

このような新興国や発展途上国は、人口の増加とともに経済成長して豊かになっていくことで、世界経済のけん引役が期待されています。このため、発展途上国の経済成長にともなうエネルギー需要の高まりにより、世界的なエネルギー消費量の増加が今後も続くと予想されます。

世界の人口とエネルギー消費量
グラフ:世界の人口とエネルギー消費量
出典:電気事業連合会「原子力・エネルギー」図面集2010

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限りあるエネルギー資源の安定確保は資源少国、日本の重要課題

エネルギー消費量が増加していくと予想される一方で、地球のエネルギー資源、特に現在利用されている地下資源(石油、石炭など)には限りがあります。すでに、限られた地下資源を確保するための世界的な獲得競争が始まっています。

資源少国である日本は、世界有数のエネルギー消費大国であるにもかかわらず、エネルギー資源の96%(2007年)を海外からの輸入に頼っているのが実情です。これからも、輸入なしで必要なエネルギーを確保することは不可能でしょう。激しくなる資源獲得競争のなかで、日本はエネルギー資源をどのようにして安定的に確保するかが、これまで以上に重要な課題になっているのです。

このため、輸入するエネルギー資源の多様化を図ることと、特定の地域に偏りがちな化石燃料(石油、石炭、天然ガス)の輸入先をバランスよく分散させることが重要になります。

世界のエネルギー資源確認埋蔵量
グラフ:世界のエネルギー資源確認埋蔵量
出典:電気事業連合会「原子力・エネルギー」図面集2010

主要国のエネルギー輸入依存度
グラフ:主要国のエネルギー輸入依存度
出典:電気事業連合会「原子力・エネルギー」図面集2010

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