「日本のエネルギー問題」を考える

  • ①エネルギー資源の安定確保
  • ②電力の安定供給
  • ③発電と地球温暖化問題
  • ④原子燃料サイクル
  • ⑤放射性廃棄物処理
  • ⑥世界の原子力政策の現状

⑤放射性廃棄物処理

放射性廃棄物の適正な管理・処理も大きなテーマ

原子力発電所など放射性物質を扱っている区域から出るさまざまな廃棄物は「放射性廃棄物」として管理されています。

この放射性廃棄物には、原子力発電所で使用して古くなった作業服や交換した部品・機器などの低レベル放射性廃棄物と、原子燃料サイクルにおける使用済燃料の再処理工場から出てくる高レベル放射性廃棄物があります。放射性廃棄物は、放射能レベルに応じた適切な管理と処分が必要で、当社や原子力発電環境整備機構などが中心となり、管理や処理が行われています。

特に高レベル放射性廃棄物は、地下300メートルより深い安定した地層中に埋めて処分することが法律で定められています。放射能を漏らさないためのガラス固化体(バリア1)、金属製容器のオーバーパック(バリア2)、粘土の緩衝材(バリア3)の人工バリアに、岩盤(バリア4)という天然バリアを組み合わせた多重バリアシステム(地層処分)により、高レベル放射性廃棄物をより安全・確実に私たちの生活環境から隔離します。

一方、低レベル放射性廃棄物は、その放射能レベルに応じて分類され、安全を確認して適切に処分されます。低レベル放射性廃棄物のうち、原子炉内の構造物や使用済の制御棒など放射能レベルの比較的高い廃棄物は、余裕深度処分を行います。これは、一般的な地下利用に対して十分に余裕をもった深度(地下50〜100メートル)に、コンクリートでトンネル型やサイロ型の建造物をつくり、廃棄物を埋設処分する方法です。

放射性廃棄物の処理・処分の基本的考え方
図:低レベル放射性廃棄物の処理・処分の基本的考え方
出典:資源エネルギー庁「エネルギー白書2010」

図:高レベル放射性廃棄物の処理・処分の基本的考え方
出典:電気事業連合会「原子力・エネルギー」図面集2010

放射性廃棄物の処分方法
図:放射性廃棄物の処分方法
出典:資源エネルギー庁のHPより作成

さらに詳しく知りたい方は以下のページをご参照ください。

ページトップへ