品質保証体制の改善に向けた取り組み状況
〜平成16年度〜

1.トップマネジメント(社長)による品質保証の徹底
トップマネジメント(社長)による品質保証の徹底
改善策 取り組み状況

「品質保証に係る顧問会」の開催

(品質マネジメントシステムに関し、専門的観点からアドバイスや評価を受けることを目的とし、品質保証や先端技術である航空機業界の専門家などの有識者6名からなる「品質保証に係る顧問会(主査:高橋燦吉八戸工業大学長)」を設置)
・H16.4.19:第1回[議事要旨(PDF)]
・H16.7.27:第2回[議事要旨(PDF)]
・H16.11.19:第3回[議事要旨(PDF)]
品質方針を組織内へ周知

・品質方針の制定と周知
・H16.3.8:「全社品質方針」を制定
・H16.7.1:兒島社長は「全社品質方針」を継承
トップマネジメントレビューの実施

  社長が品質マネジメントシステムを自ら評価し、意思決定して、改善指示を行う活動  
年度計画に基づき年4回実施
  ・H16.6.22、23:第1回
  ・H16.10.18、19、25、26:第2回
  ・H17.1.20、25、2.3、9:第3回
  ・H17.3.8、10、14、16、17:第4回
「第三者審査機関(ロイド・レジスター・ジャパン)」の定期的な監査 ・H16.7.12〜23:第1回(写真)(第1回監査結果)
・H16.10.13〜11.30:第2回(第2回監査結果)


2.品質保証室が行う内部監査
改善策 トピックス
品質保証室が各室・事業部に対して監査を実施 監査実施日と対象部署
  ・H16.11〜H17.1:各室・事業部に対して監査を実施


3.再処理事業部の品質マネジメントシステムの改善
再処理事業部における品質保証関連組織の拡充・強化
改善策 取り組み状況
「品質管理標準類」の見直し

  再処理施設の品質保証体制点検結果を踏まえ、製造過程で想定される不具合などをより確実に見つけ出せるようにする  
改正した基準類は、改正以降の実施工事に対し適用中
保安監査部が行う品質監査

  ・再処理事業部の各部
  ・協力会社
H16.7〜H17.1:再処理事業部内各部及び、協力会社に対する品質監査を実施(H16年度監査を終了)


4.品質保証を重視した人員配置と人材育成
品質保証を重視した人員の配置
改善策 取り組み状況
当社プロパー社員の割合を6割から9割(平成31年) ・要員計画に基づき採用活動を実施中
・H16.7に人事ローテーションを踏まえた登用を含む異動を実施
人材育成
改善策 取り組み状況
「教育履歴管理システム」の運用
(研修履歴、技能検定、公的資格、通信教育受講歴等登録)
・H17.3.22:運用開始
「管理者能力向上研修」の実施
(課長級の管理職としての力量の維持、向上)
 ・H16.7.22〜23:第1回
 ・H16.8.30〜31:第2回
 ・H16.9.14〜15:第3回
 ・H16.10.5〜6:第4回
 ・H17.1.18〜19:第5回
ISO研修の推進(管理職)および階層別研修や再処理技術講座への品質保証、コンプライアンス、安全文化に関するカリキュラムの組み込み 内部品質監査員養成研修
 ・H16.5.27〜28:第1回
 ・H16.8.24〜25:第2回
 ・H16.10.13〜14:第3回

ISO規格解説研修
 ・H16.7.28:第1回
 ・H16.9.28:第2回
 ・H16.11.9:第3回
 ・H16.12.7:第4回

階層別研修実施
 ・H16.7.8:主任研修
 ・H16.7.26:副長研修
 ・H16.10.13、15:入社3年目(若年層)研修
 ・H16.11.9、11:入社5年目(中堅社員)研修


5.協力会社を含めた品質保証活動の徹底
より良いコミュニケーションの確立
改善策 取り組み状況
「品質保証マネジメント会議」の開催

(当社と協力会社間のコミュニケーションを図り、一体となった品質保証を展開)
・H16.4.20:第1回(協力会社51社参加)
・H16.9.8:第2回(協力会社26社参加)
・H17.3.2:第3回(協力会社31社参加)(写真

現地責任者クラスによる「管理者レベルの連絡会」
 ・H16.7.9:第1回
 ・H16.8.6:第2回
 ・H16.8.25:第3回
 ・H16.10.6:第4回
 ・H16.10.25:第5回
 ・H16.11.26:第6回
 ・H16.12.13:第7回
 ・H17.3.24:第8回
再処理事業部品質保証連絡会・合同パトロールの開催

  ・不適合情報の共有化
・品質保証意識の向上
 
再処理事業部品質保証連絡会の開催
・第1回〜第10回開催

合同パトロールの実施
 ・第1回〜第15回実施


6.信頼回復に向けた取り組み
地域コミュニケーション活動
改善策 取り組み状況
「地域会議」の設置

(経営層が直接、地域の方々の意見などを伺うため、学識経験者、著述家、会社経営者など 8 名の委員からなる「地域会議(議長:吉田豊・弘前大学名誉教授)」を設置)
・H16.4.26:第1回(議事概要
・H16.10.28:第2回(議事概要)
「広聴政策会議」の設置

(地域会議などで得られた結果を各事業の状況を踏まえながら経営活動に活かす議論を行うために設置)
(平成15年度第1回(H16.3.16)実施)
・H16.4.14:第2回
・H16.6.18:第3回
・H16.8.9:第4回
・H16.12.14:第5回
「再処理施設の総点検結果に関する説明会(当社主催)」を開催

・H16.4.20:六ヶ所村
・H16.4.21:青森市
・H16.4.22:八戸市
・H16.4.23:弘前市

「再処理工場のウラン試験に関する説明会(当社主催)」を開催 ・H16.6.17:六ヶ所村
・H16.7.20:青森市
・H16.7.22:八戸市
・H16.7.23:弘前市

「MOX燃料工場に関する説明会(当社主催)」を開催 ・H17.2.10:六ヶ所村
・H17.2.14:八戸市
・H17.2.16:青森市
・H17.2.18:弘前市

当社「ホームページ」において、当社施設の安全性や操業に関するご意見に対して、速やかに回答し、その結果を公表 ・H16.3.29以降、「ご意見箱」へ回答を掲載
当社ホームページおよび当社広報誌「かわら版・青い森 青い風」「News Flash」を活用し、品質保証体制の改善に向けて取り組み状況などを公表 「再処理施設の総点検結果に関する説明会」結果および「品質保証体制の改善に向けての取り組み状況」について

下記に掲載

・H16.5.11、ホームページ
・かわら版・青い森 青い風(H16・5・6・9・10月号)
・News Flash(No.36、38、41)
・H16.8.26〜9.2:「六ヶ所村全戸訪問」配布資料


7.企業倫理情報受付制度「ダイレクトライン」

○企業倫理情報受付制度「ダイレクトライン」の概要について

 当社は、平成15年6月から、企業倫理情報受付制度「ダイレクトライン」を設置し、運用しております。

 同制度は、当社社員、協力会社社員を対象として、法令や社内規程等に抵触するものをはじめ、社会モラルに反する、当社に著しい損失を与える、当社の信頼を失墜させる、施設の安全を損なうものなどを電話やメール、郵便で受け付け、個人情報の厳守を確実にした上で、調査等を実施し、当社の事業運営の改善につなげていくものであります。

 また、平成16年3月には、当社が報告した「再処理施設品質保証体制点検結果報告書」の改善策として「当社施設の安全性や操業に関する事案についてはホームページにて公開する」ことといたしました。