JAPAN NUCLEAR FUEL LIMITED

平成11年12月22日

報道関係各位

 

日本原燃株式会社
原燃輸送株式会社

 

仏国における返還ガラス固化体輸送容器の測定結果について

 
 

 日本原燃株式会社及び原燃輸送株式会社は、第5回返還ガラス固化体の輸送に係る輸送物の発送前に、その安全性の確認を受けるため、科学技術庁長官に対し、車両運搬確認申請(平成11年6月10日、平成11年12月15日一部補正)を行いましたが、本日、車両運搬確認証を受領いたしましたので、お知らせします。

 この確認証を受けるに当たり、仏国にて輸送物の発送前検査を実施しましたが、すべて良好な結果が得られております。
 なお、輸送容器(4基)の主な測定結果につきましては、別紙のとおりです。

 

以上

 


<別紙>

 

返還ガラス固化体の輸送容器の主な測定結果について

(仏国COGEMA ラ・アーグ再処理工場における測定結果の最大値)

 
 

 

 

1基目
2基目
3基目
4基目
S1B130*1
28体用
S3B130*1
20体用
S2B130*1
28体用
S7B130*1
28体用
放射性物質の
表面密度

α線を放出する
放射性物質

0.4Bq/cm2
超えないこと
N.D.
N.D.
N.D.
N.D.

α線を放出しな
放射性物質

4.0Bq/cm2
超えないこと
N.D.
N.D.
N.D.
N.D.
線量当量率
輸送容器表面
2mSv/hを
超えないこと
0.107
mSv/h
0.146
mSv/h
0.169
mSv/h
0.184
mSv/h
輸送容器表面から
1m離れた位置
0.1mSv/hを
超えないこと
0.031
mSv/h
0.024
mSv/h
0.019
mSv/h
0.027
mSv/h
温度測定
(補正された表面温度)*2
85℃を
超えないこと
75.5℃
67.8℃
75.1℃
74.6℃
気密漏洩
容器本体と蓋部及び
オリフィス部の密封部
1.33×10-3
MPa・cm3/s
を超えないこと
8.68×10-5
MPa・cm3/s
5.9×10-5
MPa・cm3/s
5.5×10-5
MPa・cm3/s
4.0×10-5
MPa・cm3/s
圧力測定

初期充填圧力が
設定値以下であ
ること

19.64kPa
44.1kPa
19.4kPa
19.9kPa

 

  注) *1:承認容器登録番号
     *2:周囲温度38℃条件下における表面温度となるように次式で補正した温度
        (補正温度)=(測定温度)−(周囲温度)+38℃
 
     N.D.:検出限界以下を示す。
            α線を放出する放射性物質の検出限界 :0.03Bq/cm2
            α線を放出しない放射性物質の検出限界:0.03Bq/cm2
      Bq :ベクレル (1秒間に原子核が壊変する数を表す単位)
      Sv :シーベルト(人間が放射線から受ける影響の度合いを表す単位)

 


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