JAPAN NUCLEAR FUEL LIMITED

 

平成11年5月25日

 

日本原燃株式会社
代表取締役社長
竹内哲夫

雑誌「フラッシュ」に掲載された記事に対するコメント

 
 

 本日、雑誌「フラッシュ」に、東京電力株式会社福島第一原子力発電所にある低レベル放射性廃棄物の表面線量当量率の測定デ−タを改ざんしたとの内部告発記事が掲載されました。

 現在、東京電力株式会社においては、事実関係の調査がなされており、いずれ調査結果が明らかにされるものと考えますが、六ヶ所村にある当社・低レベル放射性廃棄物埋設センタ−へは、記事にあるようなグラニュールが充填された廃棄物は受入れておりません。

 当社といたしましては、今後、事実関係の解明状況を注視してまいりたいと考えます。

 

以 上

 

<参考>

1.

 現在、グラニュ−ルは、埋設処分するために必要な固型化処理を行う前の一形態として原子力発電所で管理されており、そのままの状態で埋設処分されることはありません。

2.

 現在までに当社・低レベル放射性廃棄物埋設センターに受入れた低レベル放射性廃棄物は、均一・均質に固型化したもの(廃棄体)ですが、受入れ前に、まずは原子力発電所で発生した廃棄体を選定する作業があり、これは電気事業者が行います。
 当社は、選定された廃棄体を電気事業者が発電所において検査・測定する段階から原則として立ち会っており、検査結果が技術基準を満足していることを確認した上で、国に廃棄物埋設確認申請を行います。この申請を受け、国の指定廃棄確認機関は、発電所での廃棄体確認検査を行った後、更に低レベル放射性廃棄物埋設センターにおいても外観検査等を行った上で確認証を交付しています。(炉規法51条の6第2項)
 当社では、確認証を得た廃棄体のみ埋設しています。

 


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