JAPANNUCLEARFUEL LIMITED

報道関係者各位

平成12年3月31日

 

日本原燃株式会社

 

濃縮・埋設事業所の研究開発棟に係る核燃料物質使用
変更許可申請ならびに変更届出について

 
 

 当社は、ウラン濃縮技術の今後の開発に主体的に取り組んでいくために、現在、濃縮・埋設事業所の敷地内に、遠心機開発の拠点となる、研究開発棟を建設しておりますが、設計・工事の進捗に伴い、本日、科学技術庁長官に対し、研究開発棟に係る核燃料物質使用変更許可の申請、ならびに変更の届出を行いましたので、お知らせいたします。

 今回の申請の内容は、研究開発棟の設備を次のように変更するものです。

分析設備における質量分析装置を、高性能な機種に選定することにより、当初予定の2基から1基へと合理化する。

材料に係る基礎データを収集・蓄積する観点から、材料試験設備として、新たに微低速引張試験機を設置する。

 

 また、届出の内容は、質量分析装置の機種選定により、分析装置の校正に用いるウラン試料(濃縮ウラン及び劣化ウラン)の年間予定使用量を、各々3kgUから1kgUへ見直すものです。

 

(注)

質量分析装置  :

遠心分離機に供給する原料ウラン及び分離された濃縮ウラン、劣化ウランの濃縮度を測定する装置

微低速引張試験機:

ウラン濃縮に係る材料の試験片について、強度を測定する装置

 

以 上

 


<参考>

 

研究開発棟の概要

 

1. 所在地

  

濃縮・埋設事業所/ウラン濃縮工場敷地内

 

2. 施設の運営

 

ウラン濃縮工場内に、今後新たに研究開発部門を置き、本研究施設の運営管理を行う。

 

3. 施設規模

@

主 棟 約69m×約39m

A

動力棟 約17m×約7m

 

4. 主要設備

@

試験設備

カスケード試験設備、連続運転試験設備、単機試験設備、材料試験設備

A

付帯設備

UF6取扱設備、所内電気設備、換気空調設備、放射線管理設備、管理廃水処理設備、貯蔵設備、分析設備、その他設備

 

5. 建設の経緯

研究開発棟着工  平成10年 8月

竣工予定     平成12年12月

 

以 上

 


 

(参考) 研究開発棟の所在地

 


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