JAPANNUCLEARFUEL LIMITED

平成11年2月15日 

報道関係各位

 

日本原燃株式会社

原燃輸送株式会社

 

返還ガラス固化体の輸送に係る車両運搬確認証の受領及び
仏国における返還ガラス固化体輸送容器の測定結果について

 
 

 日本原燃株式会社及び原燃輸送株式会社は、第4回目の返還ガラス固化体の輸送に係る輸送物の発送前に、その安全性の確認を受けるため、科学技術庁長官に対し、(平成10年7月14日、平成11年2月9日一部補正)を行いましたが、本日、車両運搬確認証を受領いたしましたので、お知らせいたします。

 この確認証を受けるに当たり、仏国にて輸送物の発送前検査を実施しましたが、すべて良好な結果が得られております。
 なお、輸送容器の安全性に関する主な測定結果につきましては、別紙のとおりです。

 

以 上

 


<別 紙>

 

返還ガラス固化体の輸送容器の主な測定結果について
(仏国COGEMA ラ・アーグ再処理工場における測定結果の最大値)

 

項目
合格基準
結果
1基目
(S6B130)*
2基目
(S4B130)*
放射性物質の
表面密度
α線を放出する
放射性物質
0.4Bq/cm2
超えないこと
ND
ND
α線を放出しな
い放射性物質
4Bq/cm2
超えないこと
ND
0.054Bq/cm2
線量当量率
輸送容器表面
2mSv/h
超えないこと
0.183mSv/h
0.176mSv/h
輸送容器表面から
1m離れた位置
0.1mSv/h
超えないこと
0.024mSv/h
0.025mSv/h
温度測定(表面温度)
輸送中に人が容易に近づく
ことができる表面
85℃を
超えないこと
78.1
79.1
気密漏洩
容器本体と蓋部及び
オリフィス部の密封部
1.33×10-3MPacm3/s
超えないこと
7.2×10-5MPacm3/s
3.9×10-5MPacm3/s
圧力測定

初期充填圧力が設定値以下であること

44.6kPa
44.5kPa

 注)

Bq

ベクレル

(1秒間に原子核が壊変する数を表す単位)

Sv

シーベルト

(人間が放射線から受ける影響の度合いを表す単位)

MPa

メガパスカル 

(圧力を表わす単位 M:×106

kPa

キロパスカル

(圧力を表わす単位 k:×103

* :

承認容器登録番号

NDは検出限界以下を示す。

 α線を放出する放射性物質の検出限界 :0.015Bq/cm2

 α線を放出しない放射性物質の検出限界:0.030Bq/cm2

 


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