JAPAN NUCLEAR FUEL LIMITED

平成10年11月24日

報道関係各位
 

日本原燃株式会社

 

補修を施した廃棄体を含む廃棄物埋設確認申請書(廃棄体用)の
提出について

 
 

 当社は、平成11年1月に東京電力(株)福島第一原子力発電所から受入れ予定の低レベル放射性廃棄物(廃棄体)2,472 本について、健全性の確認を行い、本日、国の指定廃棄確認機関へ確認申請を行いましたのでお知らせします。
 確認申請は、搬出電力から当社六ヶ所低レベル放射性廃棄物埋設センターへの受入れ・埋設に先立って、申請廃棄体が法令に定める技術上の基準に適合していることの確認を受けるためのもので、既に、平成9年度までに計70件、平成10年度に7件を申請しております。
 今回確認申請を行った低レベル放射性廃棄物(廃棄体)2,472 本のうち、1,208本は廃棄体の容器(ドラム缶)表面に錆等があったものを補修したものが含まれますが、従来の廃棄体と強度等について何等変わるものではなく、健全であることを確認しています。

 

以 上

 


 

<参考>

 

1.錆等を補修したものとは

 (1)

現在、東京電力(株)福島第一原子力発電所に保管されているセメントで固型化された廃棄体の一部には、過去、結露水の影響等により、廃棄体の容器(ドラム缶)表面に錆が生じているものがあります。
これらの廃棄体のうち、容器の強度に影響をあたえない軽度な錆については、技術上の基準を満足していますので、従来から国の確認を受けた上で埋設を行ってきています。

(2)

今回、受入れ予定の補修を施した廃棄体とは、錆が更に進行したものを埋設するに当って、容器の強度が確保されるように、東京電力(株)が適切に補修したものをいい、法令に定める技術上の基準に適合することの確認を受けた上で、受入れ・埋設を行っていくものです。

 

2.補修方法

補修方法の概要は次のとおりです。

 

 

○前処理

 ・

錆等の部分及びその周囲をヤスリ等で研磨して錆を落とし、ウエス等で磨きます。

○補修材料の接合

錆等の部分に合わせたステンレス鋼板に、接合剤を塗布した後、取り付けます。

○塗装

補修した部分を再塗装します。

 


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