JAPAN NUCLEAR FUEL LIMITED

平成10年10月21日

報道関係各位
 

日本原燃株式会社

 

ウラン濃縮工場 第二期後半分の高度化機導入について

 
 

 本年7月27日に、青森県ならびに六ケ所村から安全協定に基づく事前了解をいただいた第二期後半分(450tSWU/年)の増設につきましては、現在、導入遠心機である高度化機の開発試験を、核燃料サイクル開発機構・東海事業所において実施しているところですが、遠心分離機の一部部品に対し、長期的な寿命の信頼性評価を行う試験が、当初見込みより長期化している現状にあります。
 このため、当初、10月頃を目途としていた国に対する事業変更許可申請を、本年度末を目途に行うこととしましたので、お知らせします。

 

以 上

 


 

現状と今後のスケジュール

 

1.現状

 高度化機の開発試験のうち、安全性に係る試験については、閉じ込め機能の確認を昨年度までに既に終えており、現在は、集合機での分離性能の確認・調整を中心とした試験を実施中です。
 しかしながら、この試験の中で、第一期分における遠心分離機停止事象に鑑み実施している遠心分離機一部部品の長期的な寿命の信頼性評価が遅れていることにより、開発工程全体に遅れが生じている現状にあります。

2.今後のスケジュール

 上記を踏まえると、国に対する事業変更許可申請については、本年度末頃となる見込みであるため、第二期後半分の最初の運転単位であるRE-2Dの運転開始についても、平成15年度(当初、平成14年度)となる見込みです。

 

以 上

 


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