JAPAN NUCLEAR FUEL LIMITED

平成10年9月9日

報道関係各位
 

日本原燃株式会社

原燃輸送株式会社

 

六栄丸の出港について

 
 

 昨日、荷役訓練のために入港してました六栄丸は、本日、9時00分にむつ小川原港を出港しましたのでお知らせいたします。

 一部不具合となっていました150トンクレーンは、本日、5時20分に復旧いたしました。

 なお、不具合の経緯並びに、原因と対策等については、別紙の通りです。

 

以上

 


<別紙>

 

1.

不具合の経緯

午後1時55分頃、輸送船内に事前に積み込んでおいた空キャスクを陸揚げする訓練に取り掛かった。

空荷の状態で(クレーンフックを吊り下げている)トロリー台車を海側へ横行させたところ、トロリー台車と連動して移動する「ケーブルキャリア」が、クレーンの折れ曲がり点のレールつなぎ部分を通過する際異音を感知したため、手動停止させた。

「トロリー台車」と「ケーブルキャリア」をつないでいるアーム部が破損し、ケーブルキャリアの接続部から外れていた。
 また、ケーブルキャリアも変形していた。

 

2.

原因と対策

ケーブルキャリア走行レールの突き合わせ部に不整合部があり、ケーブルキャリア車輪がその不整合部に引っかかったことが原因で、ケーブルキャリア本体およびアーム等関連部材が破損したものと考えられる。

破損したケーブルキャリア本体およびアーム等関連部材の交換・復旧および、レール突き合わせ部の修正を実施した。
 また、類似箇所の点検も実施し、修理後に台車を走行させ、当該部分に支障がないことを確認した。

 

3.

その他

今後、早急に当該クレーンの総点検を実施する。

 


「ホ
                           
                           
                           
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