平成24年8月29日

報道関係各位

日本原燃株式会社

停電による六ヶ所ウラン濃縮工場の生産運転の停止について


 本日、ウラン濃縮工場において、14時07分に停電が発生し、2Aカスケード設備の生産運転が自動で停止しました。
 停電発生に伴い、非常用発電機が自動起動し、ウラン濃縮工場の保安上必要な機器への給電を行っており、建屋の負圧は維持され、ウランの漏えいも発生しておりません。
 停電の原因については、ウラン濃縮工場の所内電気設備において、地絡※1検出器が作動し、商用電源(外部電源)の受電遮断器が作動したことによるものです。
 商用電源からの受電は14時23分に復旧しておりますが、地絡検出器が作動した原因については、引き続き調査中です。
 本事象による作業員および環境への影響はありません。
 なお、カスケード設備は排気状態※2を継続しておりますが、遠心分離機は安定した状態で運転しており、その他設備にも異常はありません。

※1 地絡:機器や電路の絶縁が低下し、大地等に電流が流れる現象
※2 排気状態:カスケード設備内のウランガスを回収装置へ回収している状態


添付:概要図

以上


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