平成22年11月8日

報道関係各位

日本原燃株式会社

ウラン濃縮工場 付着ウラン回収容器の溶接検査の一部未実施について


 11月5日、原子力安全・保安院から、ウラン濃縮工場で使用中の付着ウラン回収容器について、溶接検査の一部が未実施であった旨の連絡を受けました。また、同院の指示により、当該容器(6基)について、溶接部の汚染検査を実施し、漏えいがないことを確認しました。
 当該容器は、製作メーカが製作過程において原子力安全基盤機構の溶接検査を受検することを要求されており、当社としては溶接検査に合格していることを確認し、受け入れております。
 当該容器の使用にあたっては、当社が原子炉等規制法に基づく使用前検査を受検し、核燃料物質の閉じ込め機能が確保されていることを確認するとともに、日常巡視点検(1回/日)で当該容器の保管状況に異常がなく、容器としての機能が確保されていることを確認しています。

※:付着ウラン回収容器
   ・カスケードから回収した付着ウランを回収する容器である。
   ・ウラン濃縮工場での既設遠心機から新型遠心機へのリプレースを行うにあたり、2009年7月より、既設遠心機内の付着ウランを回収する作業を行っており、現在、6基が使用中(付着ウラン充填済:5基、空:1基)、3基が製造中である。


以上


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