平成17年6月9日

報道関係各位

日本原燃株式会社

使用済燃料受入れ・貯蔵建屋バーナブルポイズン取扱いピットからの水の漏えいについて


 昨日(6月8日)23時20分頃、巡視点検中の当社社員が、使用済燃料受入れ・貯蔵建屋内のバーナブルポイズン取扱いピット漏えい検知装置において出水を確認しました。
  断続的に滴下が発生していることから、本日4時15分頃、滴下水の分析のための試料を採取しました。分析の結果、放射性物質であるコバルト60(0.047Bq/cm3)、ホウ素(0.86ppm)が確認されました。
  また、11時10分より行った真空引き操作の結果、継続的な出水(約200cc/3分)が認められたこと、およびトリチウムの簡易分析の結果から、バーナブルポイズン取扱いピットからの漏えいと判断しました。
  今後、ゲートを閉めて燃料貯蔵プールからバーナブルポイズン取扱いピットを隔離し、詳細調査を行う予定です。
  なお、他のピットならびに使用済み燃料プールからの漏えいはありません。
  また、漏えい検知装置から排出される水については、廃液処理設備において適切に処理することとしており、環境への影響はありません。

<バーナブルポイズン取扱いピットの状況>
平成16年12月    水抜き、切断装置の取替え工事開始
平成17年 5月31日 水張り開始
平成17年 6月 2日 水張り完了

 なお、平成16年1月に全プールに水張りを行い、使用前検査合格後の漏えいはありませんでした。

※バーナブルポイズン: PWR燃料集合体の一部に挿入されている金属(ステンレス等)の棒(直径1cm、長さ4m)とそれぞれを集合体上部から支持している金属(ステンレス等)製の支持物
※真空引き操作: 漏えい検知管から真空ポンプで水を引く操作

 

<別紙 当面の予定>


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以上


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