JAPAN NUCLEAR FUEL LIMITED

平成13年7月19日

報道関係各位

 

日本原燃株式会社

 

六ヶ所高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターにおける停電の原因について

 
 

 当社はこれまで、6月29日に高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターにおいて発生した停電について、原因調査を行っておりました。
その結果、当社施設内に設置してある地絡検出装置の動作設定値が低かったため、一般には停電に至らないほどのごくわずかな地絡を検出し、作動してしまったことが原因であると判断いたしました。
 今後の対策として、配電線等でごくわずかな地絡が発生しても、当社施設が停電に至ることのないよう、地絡を検出する装置の設定値を見直すことといたしました。

 

以 上

 


<参考>

 

● 地絡とは
配電線等は通常、線路間及び線路と大地間の絶縁性を確保し、需要家等へ電気を供給している。
地絡とは、ガイシなどの絶縁物の破損等により、線路と大地間とに電気が流れる状態をいう。
今回のような、ごくわずかな地絡は、飛来物や小動物などの配電線等への一時的な接近等により生ずることが多く、この場合には、原因が自然消滅し、また、直ちに地絡が解消されることから、その度にこれを検知して停電させる必要はない程度のものといえる。
なお、このような配電線等のごくわずかな地絡を完全になくすことは、技術的に不可能である。

● 地絡検出装置とは
地絡が発生した時に、配電線等を保護するための装置であり、地絡の際に発生する電圧により、故障を検知するためのものである。


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