JAPAN NUCLEAR FUEL LIMITED

平成13年3月1日

報道関係者各位

日本原燃株式会社

 

六ヶ所再処理工場の一部設計変更等ならびに
返還ガラス固化体貯蔵施設の増設について

 
 

 当社は、六ヶ所再処理工場の一部設計変更等ならびに返還ガラス固化体貯蔵施設の増設につきまして、別添のとおり、本日、青森県及び六ヶ所村に報告いたしましたので、お知らせいたします。
 なお、使用済燃料受入れ・貯蔵施設の変更ならびに返還ガラス固化体貯蔵施設の増設につきましては、安全協定に基づき新増設等に係る計画書を青森県知事及び六ヶ所村長に対して、本日、提出いたしました。

 

以上

 


 

平成13年3月1日
日本原燃株式会社

 

「六ヶ所再処理工場の一部設計変更等ならびに
返還ガラス固化体貯蔵施設増設」の概要について

 

 六ヶ所再処理工場においては、使用済燃料受入れ・貯蔵施設への使用済燃料の受入れを順調に行っており、再処理本体施設については、平成17年7月の竣工に向け、鋭意建設を進めています。今回、廃棄物管理の観点から低レベル液体廃棄物(以下低レベル廃液という)処理の運用性の向上を図る設計の一部見直しなど、事業変更許可申請を行うことと致しました。
 また、海外再処理に伴い返還されるガラス固化体は、平成13年2月末現在464本受け入れています。今後の返還計画を考慮すると既設の貯蔵施設(第1期貯蔵施設)は、平成17年度中に満杯になる見通しであることから、今回第2期貯蔵施設を増設することと致しました。

 

1.再処理事業

(1)使用済燃料受入れ・貯蔵施設の変更

 

 

 使用済燃料受入れ・貯蔵施設から発生する低レベル廃液を、同施設内で処理できるよう蒸発濃縮装置及び固化処理装置を設置する変更を行います。内容を別紙−1に示します。

 

(2)小型試験設備の計画変更

 再処理工場の運転支援のために試験を行う目的で設置する計画としていましたが、フランスの再処理工場での実績等を鑑み、設置を取り止めます。内容を別紙−2に示します。

 

(3)第1ガラス固化体貯蔵建屋西棟の変更

 今後建設することとしている第1ガラス固化体貯蔵建屋西棟についてガラス固化体を収納する管と管の幅を縮めることにより、貯蔵効率を向上させ、建屋を小さくします。内容を別紙−3に示します。

 

(4)再処理事業所内の各施設からの固体廃棄物受入れに係る変更

 分析建屋内に設置する六ヶ所再処理施設保障措置分析所から発生する雑固体廃棄物を低レベル固体廃棄物として受入れ、貯蔵します。

 

(5)社有地に係る記載の変更

 社有地の面積や境界線等、社有地に係る記載を削除します。

 

2.廃棄物管理事業

海外再処理に伴い返還されるガラス固化体の貯蔵施設の増設

 増設する第2期ガラス固化体貯蔵施設は、既設の第1期貯蔵施設の北側隣接地へ設置し、貯蔵容量は第1期貯蔵施設と同じ、1,440本とします。内容を別紙−4に示します。

 

以 上

 


 

別紙1

 

別紙2

 

別紙3

 

別紙4

 

別紙5

 


「ホームページ」へ戻る