JAPAN NUCLEAR FUEL LIMITED

 平成12年12月13日

報道関係者各位

日本原燃株式会社
原燃輸送株式会社

 

返還ガラス固化体の輸送に係る車両運搬確認証の受領及び
仏国における返還ガラス固化体輸送物の測定結果について

 
 

 日本原燃株式会社及び原燃輸送株式会社は、第6回返還ガラス固化体の輸送に当たり、発送前に輸送物の安全性に関する確認を受けるため、科学技術庁長官に対し、車両運搬確認申請(平成11年12月17日及び平成12年5月24日)を行いましたが、本日、車両運搬確認証を受領いたしましたので、お知らせします。

 この確認証を受けるに当たり、仏国にて輸送物の発送前検査を実施いたしましたが、すべて良好な結果が得られております。
 なお、輸送物(8基)の主な測定結果につきましては、別紙のとおりです。

 

以上

 


(別紙)

 

返還ガラス固化体の輸送物の主な測定結果について(1〜4基目)
(仏国COGEMA ラ・アーグ再処理工場における測定結果の最大値)

 

項目
合格基準
結果 
1基目
2基目
3基目
4基目
S8B130*1
28体用
S9B130*1
28体用
S5B1301*
20体用
S10B130*1
28体用

放射性物質の表面密度

α線を放出する放射性物質

0.4Bq/cm2を超えないこと
N.D.
N.D.
N.D.
N.D.

α線を放出しない放射性物質

4.0Bq/cm2を超えないこと
N.D.
N.D.
N.D.
N.D.
線量当量率
輸送物表面
2mSv/hを超えないこと
0.242mSv/h
0.205mSv/h
0.160mSv/h
0.224mSv/h
輸送物表面から1m離れた位置
0.1mSv/hを超えないこと
0.035mSv/h
0.037mSv/h
0.022mSv/h
0.034mSv/h
温度測定
(補正された表面温度)*2
85℃を超えないこと
74.4
79.2
74.7
72.7
気密漏洩容器本体と蓋部
及びオリフィス部の密封部
1.33×10-3MPacm3/sを超えないこと
3.5×10-5
MPa
cm3/s
6.5×10-5
MPa
cm3/s
2.4×10-5
MPa
cm3/s
2.6×10-5
MPa
cm3/s
圧力測定

初期充填圧力が設定値以下であること

19.3kPa
19.5kPa
45.0kPa
19.9kPa

注)

*1:

承認容器登録番号

*2:

周囲温度38℃条件下における表面温度となるように次式で補正した温度

 (補正温度)=(測定温度)−(周囲温度)+38

N.D.

検出限界以下を示す。

α線を放出する放射性物質の検出限界 :0.03Bq/cm2

α線を放出しない放射性物質の検出限界:0.03Bq/cm2

Bq

ベクレル (1秒間に原子核が壊変する数を表す単位)

Sv

シーベルト(人間が放射線から受ける影響の度合いを表す単位)

 


 

返還ガラス固化体の輸送物の主な測定結果について(5〜8基目)
(仏国COGEMA ラ・アーグ再処理工場における測定結果の最大値)

 

項目
合格基準
結果
5基目
6基目
7基目
8基目
S4B130*1
20体用
S6B130*1
20体用
S1B130*1
28体用
S3B130*1
20体用

放射性物質の表面密度

α線を放出する放射性物質

0.4Bq/cm2を超えないこと
N.D.
N.D.
N.D.
N.D.

α線を放出しない放射性物質

4.0Bq/cm2を超えないこと
N.D.
N.D.
N.D.
N.D.
線量当量率
輸送物表面
2mSv/hを超えないこと
0.199mSv/h
0.168mSv/h
0.176mSv/h
0.129mSv/h
輸送物表面から1m離れた位置
0.1mSv/hを超えないこと
0.023mSv/h
0.038mSv/h
0.029mSv/h
0.029mSv/h
温度測定
(補正された表面温度)*2
85℃を超えないこと
74.7
71.4
77.0
73.9
気密漏洩容器本体と蓋部
及びオリフィス部の密封部
1.33×10-3MPacm3/sを超えないこと
2.0×10-5
MPa
cm3/s
2.1×10-5
MPa
cm3/s
3.4×10-5
MPa
cm3/s
6.5×10-6
MPa
cm3/s
圧力測定

初期充填圧力が設定値以下であること

44.3kPa
44.3kPa
19.7kPa
44.8kPa

注)

*1:

承認容器登録番号

*2:

周囲温度38℃条件下における表面温度となるように次式で補正した温度

 (補正温度)=(測定温度)−(周囲温度)+38

N.D.

検出限界以下を示す。

α線を放出する放射性物質の検出限界 :0.03Bq/cm2

α線を放出しない放射性物質の検出限界:0.03Bq/cm2

Bq

ベクレル (1秒間に原子核が壊変する数を表す単位)

Sv

シーベルト(人間が放射線から受ける影響の度合いを表す単位)

 

以上

 


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