JAPANNUCLEARFUEL LIMITED

平成12年6月15日

報道関係者各位

 

日本原燃株式会社

 

航空機防護に関する確認について

 
 

 当社は、六ヶ所再処理工場および高レベル廃棄物貯蔵管理センターについて、既に三沢基地に配備されているF−16をベースに、十分余裕を見込んだ航空機防護設計を行っています。
 一方、三沢基地に対しては、現在、F−2の配備が計画されています。
 当社としては、F−2は、F−16をベースに改造開発された航空機であり、同型機の配備が当社施設に対し安全上影響を及ぼすものではないと考えておりますが、念のために公開情報に基づく確認を行い、本日、科学技術庁へ報告しましたのでお知らせします。
 なお、報告の概要は別紙のとおりです。

 

以 上

 


<別紙>

 

F-2と現在の防護設計条件との比較

 

 航空機が万一建屋に衝突することを想定した場合、

@機体全体の衝突による建屋の全体破壊
Aエンジンの衝突による建屋の局部破壊

を防止することが必要となる。
 当社は、これらについて、F−2による影響を検討する上で必要なパラメーターを、現在の防護設計条件(F−16をベースに十分な余裕を見込んで設定)と比較した結果(表1、表2)、全てのパラメーターが安全側にあり、防護上問題ないことを確認した。

 

表1.全体破壊に係るパラメーター比較

 

F−2
防護設計条件
備考

航空機の質量 (t)

16

20

大きい方が影響が大きい

衝突速度 (m/s)

136

150

同上

機体長さ (m)

15.52

15.03

小さい方が影響が大きい

胴体部投影面積 (m

2.68

2.66

同上

 

表2.局部破壊に係るパラメーター比較

 

F−2
防護設計条件
備考

エンジンの質量 (t)

1.791

1.9

大きい方が影響が大きい

衝突速度 (m/s)

136

150

同上

吸気口部直径 (m)

0.98

0.98

小さい方が影響が大きい

 

以 上

 


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