JAPANNUCLEARFUEL LIMITED

平成12年6月8日

報道関係者各位

 

日本原燃株式会社

 

六ヶ所ウラン濃縮工場に係る設計及び工事の方法の認可申請について

 
 

 当社は、六ヶ所ウラン濃縮工場における遠心分離機の停止原因を調査するため、本年4月3日より生産運転を停止している平成3年度運転開始分(RE−1A:150tSWU/年)の遠心分離機について、分解調査を実施することとしました。
 このため、本日、科学技術庁長官に対し、分解調査に係る設計及び工事の方法について、認可申請を行いましたのでお知らせいたします。

 

以 上

 


(参考)

 

六ヶ所ウラン濃縮工場における遠心分離機の分解調査について

 

1.調査目的

 遠心分離機の停止原因については、これまでの調査結果から、運転期間の長期化等に伴い回転胴へウラン化合物が付着することに起因するものと推定していますが、今回、生産運転を停止している平成3年度運転開始分(RE−1A:150tSWU/年)の遠心分離機について、分解調査を行い、ウラン化合物の付着状況及び部品の状態等について確認することとしたものです。

 

2.分解調査概要

(1)調査対象

 分解調査は、健全な遠心分離機と運転中に停止した遠心分離機の比較検討ができるように8台について調査を行います。

(2)調査方法

 カスケード室内に、調査対象の遠心分離機を囲うフード等を設置し、この中で配管の切断及び遠心分離機の分解を行います。
 なお、調査終了後は、当該遠心分離機は配管と接続し、元の状態に復旧します。

(3)調査内容

 分解した遠心分離機の各部品について、ウラン化合物の付着状況を観察するとともに、部品の状態等についても確認を行います。

(4)分解調査工程

 設計及び工事の方法について認可を受け次第、速やかに工事を実施し、今年度中に調査を終了したいと考えています。

 

以 上

 


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