平成18年2月20日


社長記者会見挨拶概要

 本日は、当社再処理施設の工事計画の変更等についてご説明いたします。
 昨年11月にアクティブ試験の開始時期を本年2月とし、当社では、これまで一日でも早くアクティブ試験を開始できるよう全力で取り組んできました。
 しかし、現状においてアクティブ試験の開始に必要な諸手続きなどを考えると、今月中にアクティブ試験を開始することは非常に厳しい状況にあると判断しました。
 このため、これまで計画していたアクティブ試験の開始時期を本年2月から3月に、再処理施設のしゅん工時期を平成19年7月から8月に、それぞれ1か月繰り延べすることとしました。

  これまでアクティブ試験開始12月を前提としていた建設工事費2兆1,900億円については、3ヶ月繰り延べたことによる増加要因はあったものの、効率化等によって一部を吸収したことから、30億円増の2兆1,930億円となりました。以上が工程変更関係の概要です。

 再処理施設におけるウラン試験結果とアクティブ試験計画については、先週13日に国からそれぞれご確認をいただき、翌14日、三村知事に対してその内容をご報告させていただきました。その後、青森県議会ならびに六ヶ所村議会の議員の皆様、青森県原子力政策懇話会の委員の皆様に同じくご説明させていただきました。
 また、一昨日と昨日、六ヶ所村をはじめとする4会場において説明会を開催させていただきました。今回、多くの県民の皆様からいただいた貴重なご意見を真摯に受け止め、再処理施設におけるアクティブ試験はもとより、今後の当社事業全般にも反映していきたいと考えています。

 今後開催される青森県議会および六ヶ所村議会の全員協議会をはじめ、市町村長会議、青森県原子力政策懇話会などにおいて、議員の皆様はもとより広く県民の皆様に、アクティブ試験についてのご理解をいただけるよう、引き続き、全力をあげて取り組んでいきたいと考えています。

以上