発表•お知らせ
2019年9月4日

再処理工場 ウラン・プルトニウム混合脱硝建屋における廃気処理設備の第1排風機A・B両系の復旧について

 2019年8月26日(月)に発生しました、再処理工場ウラン・プルトニウム混合脱硝建屋における廃気処理設備の第1排風機A・B両系の停止(2019年8月26日(月)お知らせ済み)について、8月31日(土)18時頃に、定期点検中であった第1排風機Aについて試運転を開始(一時的な復旧)(2019年9月2日お知らせ済み)しております。
 
 昨日(9/3)、19時頃、機器の健全性を確認のうえ、第1排風機Bを復旧しましたのでお知らせします。これにより、第1排風機のA・B両系が復旧しました。
 調査の結果、第1排風機Bの故障については、モータと排風機をつなぐ駆動用ベルトの仕様が異なっていたこと(高耐久グレードのベルトを取り付ける仕様に対して標準グレードのベルトを取り付けていたこと)が直接原因と判断しました。なお、この仕様と異なるベルトは、2019年2月に実施した定期点検時に取り付けられたことを確認しました。
 
 第1排風機Aについても、第1排風機Bと同様に、2019年1月から2月にかけて実施した定期点検時に仕様の異なるベルトを取り付けたことを確認しました。また、第1排風機Aについては、2019年6月に5本中2本のベルトが外れる事象が発生しており、その際に、仕様どおりのベルト(高耐久グレードのベルト)を取り付けたことを確認しました。
 現在は、第1排風機Bは運転中であり、第1排風機Aは待機状態となっています。
 
 第1排風機A・B両系については、引き続き、本件に至った経緯、背後要因について詳細に調査してまいります。

以上