発表•お知らせ
2019年1月7日

2019年 社長年頭挨拶(要旨)

 いよいよ2019年が本格的に動き出すが、今年は、安全を最優先に、各施設の新規制基準対応の審査合格、効率的な業務運営に向けた基盤の整備やカイゼンに一丸となって取組む必要がある。あわせて、働き方改革や人財育成も進めていかなくてはならない。
 昨年12月の保安検査で保安規定違反を指摘された様に、組織風土を徹底的に立て直す、ということにそれぞれの立場から取り組んでいってもらう必要があると思っている。私もしっかり取り組むので、みんなで一緒に頑張っていこう。

 年頭並びに社長就任に当たり、私の思い、皆さんへの期待事項を示したいと思う。我々の事業を進めるうえで大切なことは、何よりも「地域の皆さまとの信頼関係」と「安全最優先の姿勢」である。
 私は、地域の皆さまと当社を繋ぐ「通訳」になるとこれまでお話してきた。「通訳」とは、当社で起こっていることや今後の計画を地域の皆さまに分かりやすく伝え、地域の皆さまが知りたいことや不安に思っていることをよく聞き、しっかり社内に伝え我々の活動に反映するということである。今後いよいよ本格的になる我々の活動を地域の皆さまから信頼していただくため、「伝える」ではなく「伝わる」コミュニケーションをしっかり積み重ねていこう。
 この観点で皆さんにお願いしたいことの一つ目は、皆さん一人ひとりが広報マンとして、この「伝わる」コミュニケーションを行っていただきたいという点である。よい情報も、悪い情報も皆さんからタイムリーに発信していこう。是非一人一人が広報マンであると意識して行動しよう。
 二つ目は、全員が「プロフェッショナル」として仕事をしていただき、日本原燃が「プロの集団」となるということである。残念ながら未だに基本的な動作を決められた通り出来ないことによる保安規定違反や作業中のトラブル、労働災害が発生している。私が期待する「プロフェッショナル」とは「当たり前のことをきちんとやる人」である。皆さん一人ひとりがプロとしてやるべきことが何かを認識し、それを「最善」と言い切れるようにやり遂げていこう。
 
 最後に当社の使命は原子燃料サイクルの確立であることは言うまでもないが、当社は、わが国のエネルギーの将来を担う極めて重要な存在であり、世界中の大きな期待を担っていることをもう一度しっかり心に刻み、誇りを持って仕事に取り組んでいただきたい。
 現状に満足せず、「昨日より今日、今日より明日」と日々成長・改善していく職場風土を醸成し、一人ひとりが広報マンとして、そしてプロフェッショナルとして、日々の仕事を安全最優先に、協力企業の皆さんと一丸となって、明るく、楽しく、元気よく、進めていこう。

 
以上