発表•お知らせ
2018年12月7日

社長記者会見挨拶概要

 本日はお忙しい中、お集まりいただきまして誠にありがとうございます。
 お手許に役員人事の資料をお配りしておりますが、本日開催の取締役会において、来る12月20日の株主総会と株主総会後の取締役会に付議する役員人事案を内定いたしました。
 正式には、12月20日の株主総会と、その後の取締役会をもって決定となりますが、私自身は1月1日をもって社長を退任し、後任は10月から当社の特別顧問に就任している増田尚宏に託すことといたしました。
 早いもので、2009年から日本原燃に着任させていただき、その後2014年に社長に就任してから約4年半が経とうとしております。
 この間、六ヶ所村の皆さまをはじめ青森県の皆さまには大変お世話になりました。
 まだ内定の段階ですので、12月20日に正式に決定した後に、お話しさせていただく機会を設けさせていただきたいと考えておりますが、一言、この間を振り返りますと、当社は2014年1月7日に新規制基準の適合申請を行った訳ですが、その年の6月に社長に就任し、経営の最重要課題であります再処理工場をはじめとする当社各施設の審査合格に向けて、全力で取り組んでまいりました。
 そして、お陰様でウラン濃縮工場については、昨年5月に審査の合格をいただくことができ、再処理工場、MOX燃料工場、高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターについても、ようやく審査会合での当社からの説明をひと通り終え、 今年10月に補正書を提出するなど、審査は最終局面を迎えることができたものと考えております。
 低レベル放射性廃棄物埋設センターの3号埋設の増設等につきましても現在審査をいただいているところでありますが、このように各施設とも審査合格に向け、ひとつの道筋をつけることができたものと考えております。
 また、昨年は再処理工場における非常用電源建屋の雨水の浸入等への対応として、事業者対応方針に基づき、設備の全数把握を目的とした現場確認をはじめ品質保証の改善活動に全力で取り組み、これらの活動に対しても着実に進み、軌道に乗せることができたものと考えております。
 今後、しゅん工に向けた重要な取り組みとして、再処理工場やMOX燃料工場など、各施設の安全性向上工事が本格化します。
 このタイミングをとらえ、地域の皆さまへの思いをしっかり持っている、また、現場の知識と経験が豊富であるなどのふさわしい資質を持った増田に、今後を託すことといたしたものでございます。
 私自身は、退任後も引き続き、新しい社長を全面的にバックアップしてまいりたいと考えております。
 結びになりますが、これまで県民の皆さまのご理解と、青森県ならびに六ヶ所村ご当局を始めとする関係各位のご指導、ご支援をいただき、深く感謝しております。
 本当にありがとうございました。

 増田でございます。本日、社長の工藤の後任の内定をいただきました。
 私に託された使命は、社員、グループ企業、協力企業の皆さんとともに、まずは各施設の新規制基準の審査の合格、そして安全・確実に作業を進めることであると思っております。その責任をしっかり果たしてまいります。
 私達にとって何よりも大切にしなくてはならないことは、六ヶ所村の皆さまをはじめ青森県の皆さまが、原子燃料サイクル施設を受け入れ、これまで支えてくださったことだと考えています。
 当社事業は地域の皆さまの信頼がなければ成り立ちません。私のこれまでの経験を活かして、安全を最優先に事業運営に取り組んでまいります。
 どうぞよろしくお願いいたします。

以上