発表•お知らせ
2016年3月30日

定例社長記者懇談会挨拶概要

 本日は、「新規制基準への対応状況」と「2016年度の入社式」について説明させていただきます。

新規制基準への対応状況

 まず、「新規制基準への対応状況」についてですが、再処理施設につきましては、去る28日に審査会合が開催され、「設計上で定める条件よりも厳しい条件で発生する事故」について説明いたしました。
 当社は、前回の審査会合において、発生する事故や対策などを設備ごとに整理した「全体マップ」をお示ししましたが、今回もそれに基づき、事故がどのような条件で発生するかという前提や、それに伴う初動対応の基本的な考え方などについて説明いたしました。
 その結果、事故の収束に向けた対応だけではなく、火災が発生した場合の初期消火や負傷者の救護等も含め、改めて総合的に説明してほしいといったご意見をいただきましたので、引き続き、丁寧に対応してまいります。
 また、MOX燃料工場につきましても、同日に審査会合が開催され、臨界や火災爆発の事故に対する設計・評価について説明いたしましたが、私どもとしては、一定のご理解をいただけたものと考えております。

 一方、耐震につきましては、2月19日の審査会合で基準地震動を700ガルとすることについて説明した結果、妥当な検討がなされているとの評価をいただきました。
 これを踏まえ、現在は、基準地震動に対する岩盤の安定性の解析を進めており、また、各建屋や機器・配管類をはじめとする様々な設備について、耐震評価の準備を鋭意進めております。

 今後とも、全力で審査に取り組んでまいります。

2016年度の入社式

 次に、「2016年度の入社式」について申し上げます。
 明後日の4月1日、2016年度の入社式を行います。新年度は100名の新入社員を迎えることとなります。
 内訳としましては、高卒46名、高専卒・短大卒10名、大卒・大学院卒44名で、このうち青森県出身者は70名であります。
 また、当社は全社員に占めるプロパー社員の割合について、2019年度90%の達成を目指しておりますが、今回100名のプロパー社員を迎えたことで、その割合は約86%となりました。
 4月からは電力自由化が本格化するなど、業界全体を取り巻く経営環境は益々厳しくなりますが、こうした状況にあっても、原子燃料サイクルの意義に共感し、青森県内はもとより、全国から多くの人材に集まっていただいたことは、大変ありがたく思っております。
 なお、2017年度も、引き続き、再処理をはじめとする各事業を進捗させていくために、2016年度と同規模の採用を計画しております。このうち、女性の採用数につきましては、より一層の女性活躍推進を目指し、全体の25%以上と計画しております。また、高卒につきましては、これまでと同様、青森県内の高校から採用することとしております。
 当社としましては、地域に根ざした企業として、地元の雇用に少しでもお役に立ち、地域の皆さまとともに事業を進めてまいりたいと考えております。

 本日、私からは以上であります。

以上