事業情報
【B情報】
2018年12月17日掲載、2019年5月10日原因および再発防止対策掲載
再処理工場 精製建屋

再処理工場 精製建屋 洗眼設備からの水(非放射性)の漏えいの原因調査結果と今後の対応について

 2018年12月14日(金)に発生した精製建屋(管理区域内)洗眼設備からの水(非放射性)の漏えいについて、その後、本事象が発生した原因について調査を行ってまいりましたが、本日、原因調査結果および今後の対応を取りまとめましたので、お知らせします。

【原因調査の結果】

 事象発生当日、洗眼設備の近傍で資機材の片付け作業を実施していた作業員へ聞き取りを行い、洗眼設備に近接したという事実は確認できなかったものの、洗眼設備の近傍で作業を実施していた作業員の所持品等が洗眼設備のレバーに接触した可能性があると判断しました。 
 なお、当該洗眼設備は、レバーを押すと水が出る構造になっており、自動的に戻る仕組みのレバーではありません。

【今後の対応】

 洗眼設備のレバーについて、誤接触などで容易に水が出ない構造であるハンドル型のものへ4月24日に交換しました。
 また、精製建屋内に設置している同型の洗眼設備のレバーについても、5月末までに順次交換を実施するとともに、再処理工場の他の建屋に設置されている同型または容易に水が出る構造の洗眼設備についても同様に対応を実施していく予定です。

2018年12月17日にお知らせした内容

 12月14日(金)18時18分頃、再処理工場精製建屋の地上4階廊下(管理区域内)において、巡回中の当社社員が床面に水溜りを発見しました。連絡を受けた当直員が状況を確認したところ、洗眼設備から水(非放射性)が流れ出ていたことから停止操作を行い、漏えいは停止しました。漏えい量は回収先の貯槽の増液量から約510リットルと推定しています。
 なお、水の回収後に実施した汚染確認の結果、汚染はなく、また、本事象による作業員および周辺環境への影響もありません。

  • ※洗眼設備:
    設備点検等において、万一、薬品が目に入った際に水で洗浄する設備
以上