日本原燃

2013年1月4日

 

2013年 社長年頭挨拶(要旨)

 

 

 昨日、再処理工場におけるB系のガラス固化試験が終了した。年末年始も精力的に試験に取り組んだ結果、終えることができ、しゅん工に向けて大きく前進したと考えている。

 明るい年明けとなったが、当社を取り巻く経営環境は、引き続き非常に厳しく、コストダウン、経営の効率化に努め、この難局を何としても乗り切っていかなければならない。


 昨年末、新政権が誕生し、原子力については、茂木経済産業大臣が年末の記者会見において、「『2030年代に原子力稼動をゼロとする』とした前政権の方針は再検討が必要」、「今、核燃料サイクルについて完全に放棄する選択肢はない」などと明言された。我々の使命はますます重いものがあるということである。


 我々としては、本年10月に向けて、しっかりと再処理工場をしゅん工させる。濃縮事業については、初期導入後半分の生産を確実に開始するとともに、MOX燃料加工事業についても、この春から本格的に建設工事を開始するなど、それぞれの事業を一歩一歩、実績として示していくことが重要である。


 その際に何よりも大切なのは、「安全第一」である。我々の事業は、地域の皆さまの信頼があってはじめて成り立つものであり、決して地域の皆さまの信頼を裏切ることがあってはならない。新年にあたり、改めてこのことを肝に銘じ、安全についても実績として積み重ねていかなければならない。

 完全なる安全はない。しかし、我々は完全なる安全を目指して、たゆまず、全力で取り組んでいかなければならない。


 今年も「高い志」と「揺るぎない信念」を持ち、サイクルの確立に向け前進していこう。「明るく、楽しく、元気よく、そして安全第一」を合言葉に、今年1年、一緒に頑張ろう。

 

以上

 

 

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