日本原燃
2008年1月16日
 
「廃棄物埋設確認申請書(廃棄体用)」記載データの訂正について
 

 

 当社は本日、(独)原子力安全基盤機構に対し、関西電力株式会社美浜発電所の「廃棄物埋設確認申請書(廃棄体用)」の一部変更を届け出ました。
 当社は、原子力発電所から搬出される低レベル放射性廃棄物(以下「廃棄体」)を埋設施設へ受入れるにあたり、各電力会社が原子力発電所で検査した廃棄体の測定データ等を各社から受領し、それらの値が法令※1に定める技術基準に適合することを確認して、(独)原子力安全基盤機構へ「廃棄物埋設確認申請書(廃棄体用)」を提出しています。
 昨年12月14日、関西電力株式会社より、美浜発電所の平成13年度から19年度分の廃棄体について、測定データの一部(表面線量当量率)に誤りがあるとの報告を受けました。
 当社は、誤りのあったデータが適切に訂正されていることを美浜発電所において確認した上で当該データを関西電力株式会社から受け取り、それらが埋設基準※2を満足していることを確認しましたので、本日、(独)原子力安全基盤機構へ平成19年度分の申請書の一部変更及び平成13年度から18年度分の正誤表を届け出ました。また、経済産業省原子力安全・保安院へその旨の報告書を提出しました。
 なお、既申請書記載データと正しいデータの差異は、いずれもわずかなものであり、正しいデータ(表面線量当量率)の最大のものでも埋設基準※2と比較して十分に低いものでした。
 当社といたしましては、今回の不適合に対し、関西電力株式会社に再発防止の徹底を求めるとともに、必要な是正措置を講じ再発防止に努めてまいります。

※1 「核燃料物質又は核燃料物質によって汚染された物の廃棄物埋設の事業に関する規則」
※2 「廃棄物埋設事業許可申請書」及び「廃棄物埋設施設保安規定」に記載されている埋設できる廃棄体の基準


別紙1:表面線量当量率データの誤り件数(申請年度別)(PDF)
別紙2:原子力安全・保安院へ提出した報告書(PDF)

 

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