日本原燃
2007年11月12日
 
ウランを使用したカスケ−ド試験の開始について
 

 

 当社は、本日、カスケ−ド試験中の研究開発棟(六ヶ所ウラン濃縮工場の近傍にある新型遠心機の開発拠点)において、ウラン(六フッ化ウラン)を実際に使用した試験を 開始しました。
 同試験では、ウランの使用量を徐々に増やし、カスケ−ド規模での運転特性や分離性能等を確認する予定です。
 新型遠心機の開発は、既設遠心機の後継機種として、国内の技術者を当社に結集し、国際的に比肩し得る経済性と性能を有することを目標に取り組んできております。2010年度頃に既設遠心機のリプレ−スによる新型遠心機の導入を目指しており、その後、10年程度をかけて1,500トンSWU/年規模にする計画です。

(参考)
既設遠心機により生産運転を行っている六ヶ所ウラン濃縮工場と研究開発棟は、平和利用に限定したものです。保障措置については、IAEA(国際原子力機関)の全面的な査察下にあり、定期・不定期を合わせた査察を受け入れております。

 
以上

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