日本原燃
 


(2011年9月21日掲載)
再処理施設


施設定期自主検査等実施結果の報告・通知手続きの未実施

 再処理施設の保安検査において「安全上重要な設備の保守管理の実施状況」に係る検査の準備として、計装設備の保守管理の実施状況を確認していたところ、9月9日に、再処理施設本体について、平成20年度、21年度、22年度の3年度分の施設定期自主検査等の結果について、保安規定に基づく再処理事業部長及び核燃料取扱主任者への報告並びに関係課長へ通知が行われていないことが分かりました。
 なお、当該3年度分の施設定期自主検査等は、実施計画に基づき実施されており、検査結果が良好であることを担当課長は確認していることから、安全への影響はありませんでした。
 これを受け、計装設備以外の施設定期自主検査等の状況について調査した結果、再処理事業部長及び核燃料取扱主任者への報告並びに関係課長へ通知漏れはなかったことを確認しました。
 本件に対して、9月20日原子力安全・保安院から保安規定違反(監視すべき事項)との判定を受けました。
 今後、原因を究明し再発防止対策を講じることとします。
 
※施設定期自主検査等 警報装置、非常用動力装置その他の非常用装置について保安上管理を必要とする設備の性能が維持されていることを定期的に確認する検査のことをいう。


参考:これまでの保安規定違反


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