日本原燃
以下はABC情報に該当しないごく軽度な機器故障等であり、また、工場外への放射性物質による影響はありません。

(2011年6月20日掲載)
再処理施設


操作員の技術・技能認定更新手続きの未実施について

 再処理施設操作員の技術・技能認定※1の取得状況を確認したところ、1名の操作員の技術・技能認定の有効期限が平成22年12月31日であったにもかかわらず、更新手続きが行われず、操作員認定※2の要件を満足していない状態で、平成23年5月31日まで再処理施設の操作をしていたことを平成23年6月1日確認しました。
 なお、当該操作員については、技術・技能認定に係る更新試験を受験していないことから、操作員認定の要件を満足していないため、6月2日付けで操作員認定を解除しました。その後、6月6日に技術・技能認定試験を受験し、6月8日に合格しました。
 また、当該操作員以外に技術・技能認定の更新手続きの未実施者がいないか確認したところ、当該操作員以外にはいないことを確認しました。
 本件に対して、6月17日に原子力安全・保安院から保安規定違反(監視すべき事項)との判定を受けました。

 本件の原因及び再発防止対策は以下のとおりです。
○ 原因
  ・  統括当直長が操作員認定の要件である技術・技能認定の更新手続きの実施状況を確認していなかった。
○ 再発防止対策
  ・  技術・技能認定の更新手続きの実施状況を統括当直長が確実に確認する仕組みを構築する。


 ※1 技術・技能認定: 再処理施設および廃棄物管理施設の安全安定操業に必要な技術力の確保および技術力の維持向上のため、当社社員および協力会社社員における技術・技能の修得程度に応じた認定を行う社内認定制度。
 ※2 操作員認定: 施設の操作に必要な知識等を有すると認め、施設の操作を行う操作員の認定を行う社内認定制度。なお、実務経験及び実務知識・実務能力、技術・技能認定試験の合格等の要件を基準としている。



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