3月11日(金)、精製建屋(管理区域内)において、廃液の処理運転に伴い第2酸回収系※1の起動操作を行っていたところ、精留塔※2の液位が低下したため、蒸発缶※3及び精留塔へ加熱蒸気を供給する系統の弁が閉止しました。このため、加熱設備からの加熱蒸気が滞ったことにより、加熱蒸気の温度が高くなったため、0時51分にインターロックが作動し、加熱設備※4が停止しました。
現在、加熱設備は停止しており、安全上問題はありません。
また、原因については調査中です。
なお、本事象による周辺環境への影響はなく、作業員の被ばくもありません。
※1 第2酸回収系 |
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塔槽類廃ガス処理設備等から発生する廃液を定期的に処理するための設備 |
※2 精留塔 |
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蒸発缶で発生した硝酸蒸気を加熱蒸気により加熱し、硝酸と水に分離して硝酸を回収する設備 |
※3 蒸発缶 |
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再処理工場で発生する廃液から硝酸を回収する目的で、廃液を加熱蒸気により加熱し、蒸発させる設備 |
※4 加熱設備 |
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蒸発缶、精留塔で使用する加熱蒸気を製造・供給する設備 |
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